グアム住民、海兵隊の移転に反対

沖縄の米海兵隊のグアム移転をめぐって、グアムで開かれた公聴会で、住民からは反対意見が相次いだというニュース。しかもその反対理由というのが、海兵隊員が沖縄で起こしている事件・事故や基地騒音だったりする。

アメリカ人から見ても反対するような基地を、どうして日本が受け入れなければならないのか。ますます奇妙な話。

グアム移転 住民から反対意見 : NHKニュース

グアム移転 住民から反対意見

[NHKニュース 1月12日 6時25分]

 沖縄に駐留するアメリカ海兵隊のうち8000人の移転先となっているグアムで、11日夜、移転計画をめぐる公聴会が開かれ、出席した住民から反対意見が相次ぎました。
 この公聴会は、沖縄からアメリカ海兵隊8000人を2014年までにグアムに移転する計画に伴い、アメリカ軍が環境への影響調査の最終報告書をまとめるために、先週からグアム各地で開いているものです。11日夜、グアム島北部のジーゴで行われた公聴会では、海兵隊の担当者が移転計画の概要を説明したあと、地元の住民が意見を表明しました。このうち若い男性は「1995年に沖縄で海兵隊員が起こした少女暴行事件を思い出さずにはいられない」と述べたほか、女性も「環境は多かれ少なかれ破壊されるのに、なぜ保護できると言えるのか」と述べるなど、反対意見が相次ぎました。
 結局、この日意見を述べた68人のうち、移転計画に賛成したのは、雇用の増加に期待を示した男性2人にとどまり、そのほかは、環境破壊や事件や事故に巻き込まれるおそれ、それに、グアムにもとから住んでいる住民が少数派になってしまうなどの理由で反対を表明しました。これについて公聴会を開いたアメリカ軍の報道官は「公聴会に足を運ぶ住民は、移転に反対する人が大半だが、去年の世論調査ではグアムの80%の人が支持している」と話しています。

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