小沢資金疑惑 「朝日」は追究する気なし?!

小沢一郎・民主党幹事長をめぐる資金疑惑。陸山会の土地購入をめぐる4億円は、政治資金収支報告書の虚偽記載という問題にとどまらず、ゼネコン企業からのヤミ献金と見返りとしての公共事業受注という、古典的な贈収賄の様相を呈してきました。

さらに、旧・自由党、旧・新政党の政治資金合わせて24億円もの資金が小沢氏のもとに流れている疑惑まで登場しています。これらの資金は、もとはといえば政党助成金、つまり国民の税金です。それをまんまと、個人的な資金にしてしまっているとなれば、これ以上の税金の無駄遣いはありません。

ということで、各紙とも連日1面で大きく取り上げています。今日の「産経新聞」などは4面にわたって特集しているほど。まあ、いろいろ政治的な思惑があることは分かりますが、「政治とカネ」をめぐる大問題。徹底追究しなければならないことは明らかです。

ところが、そんななかで、この問題を1面でまったく取り上げなかった新聞があります。

社説:小沢幹事長―なぜ聴取に応じないのか : 朝日新聞
小沢氏団体に15億円 旧自由党資金 藤井前財務相あて助成金装い : MSN産経ニュース
「石川議員に頼まれ証拠隠した」 元秘書が自民勉強会で告白 : MSN産経ニュース
小沢氏側へ5千万円は「胆沢ダム受注の謝礼」 : 読売新聞

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共産党大会の報道を比べてみれば…

日本共産党の大会が13日から始まって、各紙とも、報道記事が載りました。

「志位・共産委員長『米との友好関係を望む』」(読売新聞)、「共産党、連立参加を視野? 党大会、柔軟路線を強化」(産経新聞)、「共産党、支持拡大へ柔軟路線 対保守層、米国で」(東京新聞)など、それぞれ穿った見方をしているなぁと思うところがありますが、それでも一応、共産党が新しい方針としてなにを打ち出しているのかをとりあげています。

そんななかで特異なのが「朝日新聞」。見出しに「『反日米同盟・反財界』 共産党大会で民主との違い強調」と大きく打ち出して、まるで共産党が「強硬路線」に戻ったかのような印象です。

「反日米同盟・反財界」 共産党大会で民主との違い強調 : 朝日新聞
志位・共産委員長「米との友好関係を望む」 : 読売新聞
共産党、連立参加を視野? 党大会、柔軟路線を強化 : MSN産経ニュース
共産党、支持拡大へ柔軟路線 対保守層、米国で : 東京新聞

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