中南米カリブ共同体を設立

中南米・カリブ諸国が、新たな地域機構「中南米カリブ海諸国共同体」を設立。

この地域は、アメリカが米州機構(OAS)を通じて“裏庭”として支配してきましたが、そうしたやり方は、もはやすっかり時代遅れになったようです。

米国抜きの地域機構設立を承認 中南米カリブ首脳会議 : CNN.co.jp

会議初日には、ベネズエラのチャベス大統領とコロンビアのウリベ大統領が罵り合う場面もあったそうですが、対米関係をめぐって政策の違いがあっても、地域共同体をつくっていこうという点では一致している訳で、そこが重要なのです。

米国抜きの地域機構設立を承認 中南米カリブ首脳会議

[2010.02.24 Web posted at: 15:40 JST Updated – CNN]

 メキシコ・カンクン(CNN) 中南米とカリブ海諸国の首脳は23日、メキシコのリゾート地カンクン近郊で開いた「統一首脳会議(サミット)」で、米国とカナダを除いた新たな地域機構「中南米カリブ海諸国共同体」の設立を承認した。
 統一サミットはメキシコのカルデロン大統領の主催で2日間にわたって開かれ、中南米とカリブ海諸国30カ国以上の首脳が出席。同地域の33カ国が加盟する中南米カリブ共同体の創設は、最優先課題となっていた。
 これで米国とカナダが加盟する米州機構(OAS)とは別の地域機構ができることになり、ベネズエラのチャベス大統領はCNNスペイン語放送のインタビューで「(中南米カリブ共同体は)OASに加えて設立されるが、いずれOASは消滅するだろう」と述べ、同共同体によって中南米とカリブ諸国は米国の「威圧的な影響」を受けることなく結束できるとの見方を示した。
 サミット初日の22日にはチャベス大統領とコロンビアのウリベ大統領が激高してののしり合う一幕もあったが、23日には両国とも、新合意の新しい枠組みの中で関係改善に努めると表明した。

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