自宅のデスクトップパソコンにもUbuntuをインストール
Ubuntu 9.10をInterlinkにインストールしてみたものの、あまりに重いので、もうちょっと速く動かんものかと、ついつい自宅のデスクトップパソコン（DELL Dimension 9150）に、パーティションを切って、新しくUbuntuをインストールしてしまいました。(^_^;)
で、問題なくインストールを完了し、WindowsとUbuntuのデュアルブート状態となったのですが、困ったのは、ブートメニューでデフォルトがUbuntuとなっているため、Windowsを起動するためには、いちいちメニューを操作しなければならないこと。自分でパソコンを起動するときは、面倒とはいえ、まだいいのですが、実は、このパソコンはテレパソにもなっているため、このままではWindowsでのテレビ自動録画ができません。
そこで、ブートメニューを編集しようと思ったのですが、どうやればよいものかさっぱり分からず、いろいろ調べてようやく分かったことを、自分用の備忘録として記録しておきます。
Googleでいろいろ調べてみても、最初、出てきた記事は、Ubuntuの古いバージョンに関する記事。Ubuntuは、9.10では、ブートメニューがGrub 2になったため、それ以前の記事を読んでも、うまくゆきません。それ以前のバージョンでは、ブートメニューは/boot/grub/menu.lstを編集すればよいのですが、Ubuntu 9.10では、そもそもmenu.lstが存在しません。
代わりにあったのが、/boot/grub/grug.cfg。
しかし、これを、直接編集しようとしてみても、保存ができません。で、困ってしまって、さらに「Ubuntu日本語フォーラム」を調べてみて、ようやく、次のようなスレッドを発見しました。
Ubuntu日本語フォーラム / ubuntu9.10 grub 編集後保存が拒否される
そこで紹介されているGrub 2 入門 ? 経済学101を見て、悪戦苦闘…。なにせ、Linux初心者なので、基本的なコマンドや仕組みさえ分かっていなかったので…。(^_^;)
で、ようやく分かったのは、次のようなこと。
- /boot/grub/grub.cfgは、/etc/default/grubと/etc/grub.dの内容を読み込んで自動的に生成されること。そのために、書き込み禁止となっていること。
- 僕が変更したいのは、ブートメニューで、デフォルトでWindowsが選択されるようにすること。そのためには、/etc/default/grubを編集すればよいこと。
- /etc/default/grubを編集するためには、管理者権限が必要であること。
- さらに、grubを編集した後、アップデート作業が必要であること。
まず、/etc/default/grubを編集する方法。
- アプリケーション→アクセサリ→端末でコンソール画面を立ち上げる。
- sudo gedit /etc/default/grub と入力してエンターすると、パスワードを聞いてくるので、それを入力すると、geditが立ち上がって/etc/default/grubを開く。
- 編集するのは、GRUB_DEFAULT=0 の数字の部分。OSの順序は最初が0なので、デフォルトで選択させたいOSが3番目なら、この数字を2に変更して保存する。
次に、grub.cfgをアップデートする作業。
- 引き続き、コンソール画面で、sudo update-grub2 と入力する。
これでアップデート完了です。
ということで、無事にブートメニューで、Windows XPがデフォルトで選択され、ほったらかしておけばWindowsが起動するようになりました。(^_^)v
デフォルトでWindowsが選択されるようになりました
最初、sudoというコマンドさえ分かってなかった人間ですので、間違いがあったらお許しください。