先日、まとめ買いしたCDの2つめは、ミヒャエル・ギーレンのマーラー交響曲全曲集。タワーレコード新宿店ではセール中ということで、13枚組Boxで3,990円。定価の11,225円オフという超破格のお値段でした。(^_^)v
先日買ったスヴェトラーノフのマーラーが、ともかくめったやたらにスローテンポで、たとえば第1番は56分55秒もあって、普通の演奏より4分程度は長い計算になります。その割に、どろどろとしたものはなく、軽くて遅いという、なんとも奇妙な雰囲気。
それにたいして、このギーレン盤。聴いてみると、きびきびとしていながら、繊細で透明で甘美。バーンスタインのような引きずるものがないとマーラーじゃないという人には不向きかも知れませんが、インバルのようなけばけばしさもなく、ただただ聞き惚れるにはぴったりの演奏です。しばらくはまりそうです。
演奏はバーデンバーデン・フライブルクSWR交響楽団(SWR Sinfonieorchester Baden-Baden und Freiburg)。1988-2003年の録音。hänssler, 2004年発売
Mahler: Symphonies no 1-9, Adagio / Michael Gielen – TOWER RECORDS ONLINE