日産自動車が役員報酬を開示。その結果わかったのは、カルロス・ゴーン社長の報酬は8億9000万円で、役員報酬の総額16億9000万円の半分以上を独り占めしていること。
年収8億9000万円ということは、一日243万円。毎日、これだけ使い続けるのは大変でしょうねぇ…。庶民には想像もつかない話ですが。
他方で、新生銀行では、1401億円の赤字を出したにもかかわらず、4人の外国人役員の報酬はそれぞれ1億円超、合わせると4億8000万円にのぼりました。残り25人の日本人役員は平均で2200万円。なんという格差でしょう。赤字を出しても1億円以上もらえるとは、けっこうなご身分ですね。
日産ゴーン社長の報酬8億9千万円…国内最高:読売新聞
外国人4役員が1億円超=報酬の過半占める〜新生銀:時事通信
日産ゴーン社長の報酬8億9千万円…国内最高
[2010年6月23日15時24分 読売新聞]
日産自動車は23日、カルロス・ゴーン社長ら役員6人の報酬を開示した。2009年度の役員報酬は、ゴーン社長が8億9000万円だった。
ソニーのハワード・ストリンガー会長兼社長(4億1000万円、自社株購入権は含まない額)を大きく上回り、これまでに開示された国内企業の役員報酬では最高額とみられる。
横浜市で同日開かれた株主総会で明らかにした。ゴーン社長は「会社業績、役員個人の実績、他のグローバル企業の役員報酬の3項目を基準に、金額を算定した」と説明している。
役員報酬の総額は16億9000万円で、報酬が開示対象となる1億円を上回った取締役は計6人。ゴーン社長以外では、志賀俊之・最高執行責任者が1億3400万円、カルロス・タバレス副社長が1億9800万円だった。
外国人4役員が1億円超=報酬の過半占める〜新生銀
[時事通信 2010/06/23-19:17]
新生銀行は23日に提出した2010年3月期の有価証券報告書で、前取締役専務執行役のラフール・グプタ氏ら外国人役員4人の報酬総額がそれぞれ1億円を上回ったと開示した。4人の合計額は4億8800万円で、取締役・執行役29人の役員報酬総額8億9800万円の過半を占めた。残り25人の報酬は平均2200万円だった。
同行は10年3月期連結決算で、1401億円の大幅な純損失を計上。あおぞら銀行との合併構想も破談となり、単独での生き残り策を模索している。その中で、外国人役員が報酬について特別優遇された格好で、その是非が問題となりそうだ。4人はいずれも同日付で退任した。