金曜日、東フィルの定期でサントリーホールへ。今月は、東京二期会・東京フィル「ベルリオーズ・プロジェクト2010」ということで、先日の「ファウストの劫罰」に続いて、指揮はミシェル・プラッソン。
- ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」作品9
- ベルリオーズ:歌曲集「夏の夜」
- ベルリオーズ:幻想交響曲
メゾ・ソプラノは、体調不良で降板した林美智子さんに代わって加納悦子さん。
プラッソンの指揮は、先日の「ファウストの劫罰」もそうでしたが、覇気がないというか、しまりがないというか、いまいちゆるいんですよね。この日も「ローマの謝肉祭」は、出だしからして、ふわっと始まって、う〜む…。
歌曲「夏の夜」ははじめて聴く歌ばかり。加納さんは、もう少し声量がほしかったように思いましたが、それでも情感たっぷりで、よかったです。
最後の幻想交響曲も、追い込みが足らないというか、何というか。いままで聴いた幻想交響曲のなかで、一番正気な演奏だったんじゃないでしょうか。もっと物狂おしくいきたいところです。
アンコールは、ビゼー組曲「アルルの女」第1組曲から「アダージェット」。これは見事でした。
【演奏会情報】 東京フィルハーモニー交響楽団第789回サントリー定期演奏会
指揮:ミシェル・プラッソン/メゾ・ソプラノ:加納悦子/会場:サントリーホール/開演:2010年7月23日 午後7時?