悪くはないのだが…

映画「ぼくのエリ 200歳の少女」

仕事で新木場方面を現地調査したあと、銀座で映画を見てきました。スウェーデンで人気をよんだホラー小説の映画化なのだそうです。

主人公の少年オスカーが、ある夜、アパートの中庭で不思議な少女に出会う。隣に越してきた同じ12歳の少女エリー。しかし彼女は…

ということで、お話は悪くはありません。

しかし、12歳のヴァンパイアという斬新なアイデアも、日本には、萩尾望都先生の、あの名作「ポーの一族」があるので、いまさら感がいなめません。しかも、「ポーの一族」は人間の生き血をがっついたりしないのに、こちらの主人公は少々食い意地が張っているようです。

原作のタイトルは「モールス」。この作品でも、壁で仕切られた2人がモールス信号をやりとりする場面が出てきます。さらに、ハリウッド・リメイク版のタイトルは Let me in(私を中に入れて)で、映画の中でもそういう台詞が出てきます。しかし、その切なさを描ききらないまま、最後はスプラッター・ホラーという感じに終わってしまったのが残念です。

映画『ぼくのエリ 200歳の少女』公式サイト

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