ブルックナーばっかり聴いて、いささかヘロヘロ気味ですが、本日は読響の定期演奏会。指揮は、読響常任指揮者のシルヴァン・カンブルラン。プログラムは、かなり変わり種です。
- ドビュッシー(コンスタン編曲):〈ペレアスとメリザンド〉交響曲
- コルンゴルト:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35
- 休憩
- マーラー(ブリテン編曲):野の花々が私に語ること(原曲:交響曲第3番 第2楽章)
- シューマン:交響曲第4番 ニ短調 op.120(第1稿)
ドビュッシーの「ペレアスとメリザンド」は、今年5月の新日フィルの定期演奏会で、コンサート・オペラ形式で聴いたことがありますが、そのときは茫洋としてつかみどころがなく、何とも分かりかねていたのですが、それに比べると今日の演奏は印象がよりはっきりして、とてもよく分かりました。コンスタンの編曲で、全体が25分程度に短縮されたこともあるのでしょうが、同じように曖昧模糊とした世界観を見せながら、それでもずいぶんと親しみやすい印象をもちました。