在日米軍への「思いやり予算」を来年度以降も現状維持することで、日米が首脳会談で合意した。
しかし、民主党は「思いやり予算」を見直すつもりで、アメリカとも交渉していたじゃないかと思って、ニュースをさかのぼってみると、実は昨日の「政策コンテスト」で「思いやり予算」は別扱いすることになっていた。要するに、首脳会談の直前になって、見直しは撤回した訳だ。
な〜んだ、民主党も結局アメリカ言いなりじゃん。
日米首脳会談、同盟深化で一致…対中国で連携:読売新聞
思いやり予算、対象から外す 特別枠の政策コンテスト:朝日新聞
日米首脳会談、同盟深化で一致…対中国で連携
[2010年11月13日14時08分 読売新聞]
菅首相は13日午前、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議出席のため来日したオバマ米大統領と、横浜市の会議場で約1時間会談した。
両首脳は、日米安保条約改定50周年にあたる今年を機に日米同盟を深化させる協議を急ぐことで一致し、安全保障に関する新たな日米共同宣言を来年とりまとめることで合意した。
首相は日中、日露関係が悪化する中で米国が一貫して日本を支援したとして、感謝の意を表明した。協議が難航していた在日米軍駐留経費の日本側負担(思いやり予算)については、来年度も総額維持(2010年度予算額1881億円)とすることで基本的に合意した。
会談後に行われた共同記者発表で、首相は「中国、ロシアとの関係でいろいろと問題があった中、米国が一貫してサポートしてくれたことにお礼を言った」ことを明らかにした。
思いやり予算、対象から外す 特別枠の政策コンテスト
[asahi.com 2010年11月12日21時11分]
2011年度予算の「特別枠」(1兆円超)の使い道を吟味する「評価会議」(議長・玄葉光一郎国家戦略相)は12日、2日目の「政策コンテスト」で、防衛省が要望している在日米軍駐留経費(思いやり予算)について、日米関係の重要性から「議論になじまない」(玄葉氏)として対象から外した。
防衛省の思いやり予算の要望額は1859億円。この日の政策コンテストで、安住淳防衛副大臣は「思いやり予算を続け、維持していくことが日米同盟のあかしだ」と理解を求めた。これに対し、評価側の平野達男内閣府副大臣は「思いやり予算は、要望額の中で議論する話ではない。日米交渉の結論を踏まえて対応していただく」と述べた。
12日は防衛省のほか、国土交通省、厚生労働省、経済産業省が要望する計99事業について、各省の政務三役から説明を聞いた。最終日の13日は、法務、環境、財務の3省と内閣官房・内閣府(金融庁、消費者庁含む)が対象で、評価会議は12月初旬までに全189事業について優先順位をつける。