ブル8月間第2弾。ということで、金曜日はサントリーホールへ。指揮はチョン・ミョンフン、演奏は東京フィルハーモニー交響楽団。
ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調 WBA.108(ノヴァーク版)
さて、演奏が始まって気がついたのですが、コントラバスがやたらに多い。僕の席(2階LD席)からはヴァイオリンの数がよく分からなかったのですが、20(18?)-18-16-14-12編成。サントリーホールのステージはいっぱいです。
そのせいかどうか分かりませんが、ともかく疲れました。これまでいろんなブルックナーを聴きましたが、こんなに疲れたのは初めてでした。
これほどの大編成では、さすがに第1楽章の出だしなど足がもつれていました。先日の高関健×日フィルのブル8は非常に構造のがっちりした演奏でしたが、この日の演奏は、それと好対照。それぞれの場面での響きはさすがチョン・ミョンフンでしたが、その代わり、音楽の構造というか全体的な見通しはあまり明瞭ではありませんでした。そして、かなり遅めのテンポ。そんなあたりが、聴いてて疲れた理由なのかも知れません。
さて、ブル8月間はあと今週末のスダーン×東響、来月の尾高×読響の2回。さらにその合間に、インバル×都響のブル6もあって、ブルックナー好きにはたまりません。(^_^;)
ところで、先日の日フィルのコンサートのときもそうでしたが、この日のコンサートでも、演奏中にペットボトルのお茶を飲んでいたお客さんがいました。あまりに非常識すぎます。ペットボトルが一般化して、どこでも、いつでも好き勝手にお茶が飲めるようになってしまいましたが、コンサートホール内は休憩時間中でも飲食禁止。まして演奏中にお茶を飲んだりするのは絶対に辞めてください。茶の間で寝そべってCDを聴いているのとは訳が違うのです。
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【演奏会情報】 東京フィルハーモニー交響楽団第794回定期演奏会
指揮:チョン・ミョンフン/コンサートマスター:荒井英治/会場:サントリーホール/開演:2010年11月19日 午後7時