今日は、知り合いから招待券のお裾分けしてもらえるということで、寒いなか池袋まで出かけて、新交響楽団の演奏会を聴いてきました。
- 高田三郎:狂詩曲第1番〜「木曽節」の主題による〜
- 高田三郎:狂詩曲第2番〜「追分」の主題による〜
- エネスコ:ルーマニア狂詩曲第2番 ニ長調/ルーマニア狂詩曲第1番 イ長調
- ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1947年改訂版)
新響は、1956年に故・芥川也寸志氏によって創設された大変由緒あるアマチュアのオーケストラです。3カ月に1度演奏会を開いていますが、今日のプログラムのテーマは「踊り」の音楽。おもしろいと思ったのは、エネスコのルーマニア狂詩曲、とくに第1番の方。初めて聴きましたが、スラヴ的なリズムなどがなかなか印象的な作品でした。
ただ、後打ちのリズムなど、まだまだ四角四面な演奏で、これではなかなか踊れないなぁ〜という印象。ペトルーシュカも、ぴったり揃うというわけにいかなかったところもあって、ストラヴィンスキーらしい、まがまがしいところを含んだ躍動感といった感じはいまひとつでした。
しかし、それはプロのオケでもなかなか難しいところでしょう。アマ・オケとしては、非常に高い水準の演奏を堪能させていただきました。
【演奏会情報】 新交響楽団第212回演奏会
指揮:曽我大介/会場:東京芸術劇場/開演:2011年1月16日 午後2時