冷たい雪の中、熱く激しく

東フィル第798回定期演奏会(2011年2月11日)

積もるほどではなかったとはいえ、冷たい小雪舞い散る中、東フィルの定期演奏会を聴くために、サントリーホールまで出かけてきました。指揮は主席客演指揮者のウラディーミル・フェドセーエフ。

  • ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 op.104
  • ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1911年版)

1曲目、オケがわりとあっさりと脳天気な音を出し始めたので、これはどうなることやらと思ったのですが、ソロのアレクサンドル・クニャーゼフがある意味外連味たっぷりに、チェロを“泣かせ“てくれました。

で、興に乗ったのか、クニャーゼフは、アンコールを3曲もぶちかましておりました。(^_^;)

  • J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番 から 「プレリュード」
  • J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番 から 「サラバンド」
  • J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番 から 「ジーク」

後半、「ペトルーシュカ」は、先月、聴いた某響は「ちょっと、これじゃあ踊れないなぁ」という感じでしたが、今日は、ホルンが最後外したりしてましたが、フェドセーエフが指揮台の踊り出しそうなぐらい、見事な演奏でした。(^_^)v

ストラヴィンスキーは「春の祭典」や「火の鳥」の方がよく演奏されますが、話が単純な「ペトルーシュカ」の方が音楽的にもわかりやすいかもしれませんね。

【演奏会情報】 東京フィルハーモニー交響楽団第798回定期演奏会
指揮:ウラディーミル・フェドセーエフ/チェロ:アレクサンドル・クニャーゼフ/ピアノ:長尾洋史/コンサートマスター:青木高志/会場:サントリーホール/開演:2011年2月11日 午後7時

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください