積もるほどではなかったとはいえ、冷たい小雪舞い散る中、東フィルの定期演奏会を聴くために、サントリーホールまで出かけてきました。指揮は主席客演指揮者のウラディーミル・フェドセーエフ。
- ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 op.104
- ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1911年版)
1曲目、オケがわりとあっさりと脳天気な音を出し始めたので、これはどうなることやらと思ったのですが、ソロのアレクサンドル・クニャーゼフがある意味外連味たっぷりに、チェロを“泣かせ“てくれました。
で、興に乗ったのか、クニャーゼフは、アンコールを3曲もぶちかましておりました。(^_^;)
- J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番 から 「プレリュード」
- J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番 から 「サラバンド」
- J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番 から 「ジーク」
後半、「ペトルーシュカ」は、先月、聴いた某響は「ちょっと、これじゃあ踊れないなぁ」という感じでしたが、今日は、ホルンが最後外したりしてましたが、フェドセーエフが指揮台の踊り出しそうなぐらい、見事な演奏でした。(^_^)v
ストラヴィンスキーは「春の祭典」や「火の鳥」の方がよく演奏されますが、話が単純な「ペトルーシュカ」の方が音楽的にもわかりやすいかもしれませんね。
【演奏会情報】 東京フィルハーモニー交響楽団第798回定期演奏会
指揮:ウラディーミル・フェドセーエフ/チェロ:アレクサンドル・クニャーゼフ/ピアノ:長尾洋史/コンサートマスター:青木高志/会場:サントリーホール/開演:2011年2月11日 午後7時