東京交響楽団がホームグラウンドにしている「ミューザ川崎」が、11日の地震で、天井板が落下し、使用不能になっているそうです。リハーサル中だった松居直美さんは無事。公演中でなかったのが不幸中の幸いです。
しかし、9月までの全公演は中止に。一日も早い復旧を願っています。
東日本大震災:ミューザ川崎、天井落下し客席埋まる 9月まで全公演中止/神奈川:毎日新聞
東日本大震災:ミューザ川崎、天井落下し客席埋まる 9月まで全公演中止/神奈川
[毎日新聞 2011年3月18日 地方版]
◇「耐震設計なのに…」
川崎市は17日、震災で被害を受けた市の音楽ホール「ミューザ川崎」(幸区)の内部を報道陣に公開した。落下した天井板と鉄骨で客席のほとんどが覆い尽くされたが、余震で安全確認もできない状態。指定管理者の市文化財団は、9月末までの公演を全てキャンセルすることを決めた。
同財団によると、天井中央部の照明や反響板は落ちなかったが、周囲の天井板と鉄骨が断熱材などとともに落下、1997人の観客席があるホールの延べ床面積約1870平方メートルのうち、半分ほどが埋まった。
震災時にはスプリンクラーが作動したため、館内や楽屋などが水浸しになったという。同財団は「耐震設計になっているのに、ここまでの被害になるとは想定していなかった」と話した。
震災があった11日には公演がなく、翌日に予定されていたパイプオルガン奏者、松居直美さんがリハーサル中だったが、舞台側にいて無事だった。
同ホールは04年7月にオープン。日本有数の音楽ホールとして知られ、これまで東京交響楽団やベルリンフィルなど、世界有数の楽団が公演してきた。【川端智子】
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ミューザ川崎シンフォニーホール