東京フィルの荒井英治さん(ヴァイオリン、ソロ・コンサートマスター)、青木高志さん(ヴァイオリン、コンサートマスター)、須田祥子さん(ヴィオラ)、渡邉辰紀さん(チェロ、首席チェロ奏者)が、「ウェブ上でのチャリティーコンサート」ということで、弦楽四重奏の演奏を公開して、募金の呼びかけをされています。
音楽家として今何ができるか。Charity concert on the web|東京フィル公式ブログ「オーケストラをゆく」
曲目は、モーツァルト(L.Kember編):クラリネット五重奏曲イ長調Kv.581より第2楽章。You Tubeでも視聴可能です。
仙台フィルハーモニーは、26日、仙台市内で第1回の「復興コンサート」を開催しました。
故郷に帰る日は―歌声重ね、思い重ね 仙台フィル演奏会:朝日新聞
大阪フィルハーモニー交響楽団音楽監督の大植英次さんが、広島や岩国でチャリティコンサートを開かれています。
ピアノコンサートで被災者支援 大阪フィル音楽監督大植さん:共同通信
指揮者大植英次さん、26日慈善公演 無料、義援金募る:朝日新聞
東京でのクラシックのコンサート。かなりの部分が中止・延期になっていますが、それでもがんばってコンサートを開催しているオーケストラもあります。
東京交響楽団は、26日、ユベール・スーダン音楽監督に代わって小林研一郎氏の指揮で、プログラムも変更して、サントリーホールでの定期演奏会をおこなったそうです。音楽評論家の東条碩夫氏が紹介されています。
東条碩夫のコンサート日記 3・26(土)小林研一郎指揮東京交響楽団定期
東条氏のブログによれば、25日には、オペラシティのティータイム・コンサートは予定通り開かれ、アンサンブル金沢が井上道義氏の指揮で演奏をおこなっています。また、地方都市オーケストラフェスティバル2011は中止されたものの、26日の群響の演奏会は、群響主催の公演として沼尻竜典氏の指揮でおこなわれました。
芸劇でも、2011都民芸術フェスティバルの、24日の新日本フィルの公演はおこなわれました。
こうやってみると、コンサートが開かれるかどうかは、ホールの安全管理上の都合とか停電の影響(少なくとも23区の大部分は、いまのところ計画停電の実施予定なし)とか交通事情(23区内では、JRはほぼ平常、私鉄、地下鉄も少なくとも6?8割は運転中)とかではなく、東条氏も指摘されているように、主催者の腹積もりにかかっているようです。
4月には、このような↓コンサートがチャリティーとして企画されています。
ズービン・メータ(ZUBIN MEHTA)が再来日! <東京・春・音楽祭>のチャリティー・コンサートが続々決定 – CDJournal.com ニュース
日フィルは、震災当日の11日と12日にサントリー定期を開催し、翌週から香港公演に出かけましたが、「日本経済新聞」がついて記事を載せています。