大江健三郎氏の『沖縄ノート』で名誉毀損をされたとして、旧日本軍隊長が訴えていた裁判で、最高裁判所が、原告の上告を棄却し、大江健三郎さんの勝訴が確定しました。
おめでとうございます。ヽ(^o^)丿
大江健三郎さん:勝訴確定 「沖縄ノート」訴訟
[毎日新聞 2011年4月22日 13時03分]
ノーベル賞作家、大江健三郎さん(76)の著作「沖縄ノート」などで第二次世界大戦中に沖縄住民に集団自決を命じたと虚偽の記述をされ、名誉を傷付けられたとして、旧日本軍の隊長らが大江さんと出版元の岩波書店に出版差し止めと損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(白木勇裁判長)は21日付で、隊長側の上告を棄却する決定を出した。旧日本軍の関与を認めて請求を退けた1、2審判決が確定した。小法廷は「上告理由に当たらない」とのみ述べた。【伊藤一郎】
経過的に言えば、2008年の大阪地裁判決で、原告の損害賠償請求は棄却されていた。それにたいして、原告が控訴・上告していたもの。この裁判を理由として、歴史教科書の検定が云々されたけれど、最高裁で棄却されたのだから、これからは、この裁判を理由にすることは許されない。