民主党の小沢一郎・元代表が、福島原発事故について、「決死隊を送り込むことを政治決断せよ」と発言したそうだ。
しかし、たとえ国家であっても、現場で作業にとりくむ人たちに向かって「死んでもいい」と強制する権利はない。安全な場所にいる政治家が、こういうことを言い立てるなどということは絶対にあってはならないことだ。
原発は「政治決断で決死隊を」 民主・小沢氏が対応批判:東京新聞
原発は「政治決断で決死隊を」 民主・小沢氏が対応批判
[東京新聞 2011年4月30日 21時58分]
民主党の小沢一郎元代表は30日夜、自身に近い衆参国会議員約20人と都内で懇談した。出席者によると、福島第1原発事故に関し「根本的な対策を取らなければ大変なことになる。決死隊を送り込んで完全に抑え込まなければならない。政治が決断することだ」と指摘したという。
同時に菅政権の原発対応を「原発は安定していない。爆発しないようにしているだけで放射線を垂れ流している」と批判した。
小沢氏は29日には鳩山由紀夫前首相と会談し、原発問題や今後の政局で意見交換した。(共同)
小沢さんは岩手が地元でしたよね。
震災2週間後にはじめて地元に帰ったという
新聞記事を読みあぜん。
本来ならどんな手段を使ってでも一刻も早く現場
に入るのが政治家の役割のはず。
この政治家は決して信頼できません。
その時、強く思いました。
今日のNHKニュースでは、あいりん地区(大阪)の労働者が宮城県女川市のダンプ運転手の募集に応じて行ったのに、福島第一原発から数百メートルの場所でがれき撤去の作業に従事させられていた。と伝えていました。 詳細な報道はまだされていないのですが、小沢氏のいう「決死隊」とは違った「だまし」手法で原発周辺の危険な労働に従事させることもあってはならないことだと思うのです。