スイス放送協会が解説しているポータルサイトに、こんな記事↓が出ていました。
小児がん科医のアネット・リドルフィ氏に福島第一原発事故後に起こりうる小児白血病について聞いた。 – swissinfo
20年間ベルン州立大学病院小児がん科部長を務めてきたお医者さんのインタビュー記事です。
いささかショッキングなのですが、被曝後に起こりうる癌(がん)のなかでも、小児白血病は2、3年後に発生しやすいのだそうです。しかし、全体では8割が完治するそうです。
この先生が強調しているのは、「日本政府など関係当局は、今すぐ放射線量とどの放射物質なのかという詳細な情報をフクシマの県民や国民に開示し、対策を急がなくてはならない」ということ。放射線量はもちろんですが、なぜ「どの放射性物質」なのかというと、たとえばストロンチウム90は骨髄にたまり、白血病を引き起こしやすいから。
被曝のリスクを正しく判断するためにも、放射線量とどの放射性物質(核種)なのかという「詳細な情報」を住民に知らせることが大事なのです。