え〜っと、だんだん惰性になりつつありますが、松岡和子訳のシェイクスピア『マクベス』を読み終わりました。
魔女たちの予言に惑わされ、破滅へと向かうマクベス。どうとでもとれるような魔女の予言に、自分の望むものを見てしまう人間の弱さ。あるいは、優柔不断なマクベスが、柄にもなく大きなことをしでかそうとして、みずから招いた厄災でしょうか。
見せ場は、冒頭の魔女の予言の場面。それから、国王ダンカンを殺した直後のマクベスの「マクベスはもう眠れない!」の台詞が出てくる場面。そして最後のバーナムの森が動き出すところ、などでしょうか。