吉永小百合さんをふくめ170人の著名人が呼びかけ人になったという明治公園の「原発ゼロ7・2緊急行動」。2万人が参加して、渋谷、新宿へデモ行進をしましたが、翌日、商業新聞をめくっても記事が全然見つかりません。
今日、職場であらためて全部の新聞を調べて、ようやく日本経済新聞が第2社会面に1段のベタ記事を載せていたのを発見。2万人も集まった集会・デモ行進のことは一言も書かないとは、やっぱりマスメディアも「原発村」の一員なのでしょうか…。
エネルギー政策転換訴え、都内で集会 約2万人が参加:日本経済新聞
エネルギー政策転換訴え、都内で集会 約2万人が参加
[日本経済新聞 2011/7/2 19:45]
福島第1原発事故を受け、「原発ゼロを目指す国民合意を作ろう」とエネルギー政策の転換を訴える集会が2日、東京都内であった。
主催の「原発ゼロをめざす7.2緊急行動実行委員会」によると、約2万人が参加。福島県郡山市で避難生活をする同県富岡町の自営業、林郁春さん(71)が壇上に立ち「5カ所の避難先を転々とし、生活が完全に壊された。地震国日本に原発はいらない」と訴えた。
集会後、参加者らは「原発ゼロ」と書いたプラカードなどを持ち、都内をデモ行進した。〔共同〕
「毎日新聞」は、インターネットではこんな記事↓が流れていますが、3日付の紙面には載っていません。どういうことでしょうねぇ…
福島第1原発:都内で「原発ゼロ」集会…2万人参加
[毎日新聞 2011年7月3日 0時52分(最終更新 7月3日 1時46分)]福島第1原発事故を受け「原発ゼロを目指す国民合意を作ろう」と、エネルギー政策の転換を訴える集会が2日、東京都内であった。主催の「原発ゼロをめざす7・2緊急行動実行委員会」によると、約2万人が参加した。
福島県郡山市内のホテルで避難生活をする同県富岡町の自営業、林郁春さん(71)が壇上に立ち「5カ所の避難先を転々とした。地震国日本に原発はいらない」と訴えると、大きな拍手が起きた。
マスコミが原子力村の一員だからというより、(編集局が見出す)「党派性」の問題かもしれませんね。6月11日に新宿であった、いわゆる「ノンセクト」系が主催する集会は、主催者発表で同様に2万の動員でしたが、わりかし一般紙でも報道されていたように記憶しています。「これまで運動とは無縁だった一般市民も立ち上がりました」という調子でした。