渋いプログラムでしたが

新日本フィルハーモニー交響楽団 第481回定期演奏会(サントリーホール)

新日本フィル定期演奏会。指揮はアルミンク。28日、サントリーホールにて。

  • ウォルトン:ヒンデミットの主題による変奏曲
  • ブリテン:ヴァイオリン協奏曲 op.15
  • ヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容

ヒンデミット好きの私としては大変楽しみなプログラムでしたが、やっぱりちょっと渋すぎたのか、ホールはかなり空席が目立ちました。

3曲の中で、一番よかったのは、2曲目のブリテンのVn協。ブリテンって、戦争レクイエム以外はあまり聴いたことがないのですが、この曲は、スペイン内戦の迫りくる「不安」をモチーフにした作品。それをソリストのイザベル・ファウストが見事に引き込んでいくという感じで、思わず引き込まれてしまいました。

アンコールは、J.S.バッハの「ソナタ第3番」から第3楽章。

3曲目の「ウェーバーの主題による交響的変容」は、アルミンクらしく、テンポよくサクサクとすすみました。もう少し、現代音楽的な部分を響かせてもいいんじゃないと思ったりもしましたが、ある意味、ヒンデミットがアメリカで落ち着いた時期の作品なので、まあ、こんなものかも知れません。

ともかく、新日本フィルの弦と管の息の合ったところを堪能させていただきました。m(_’_)m

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【演奏会情報】
指揮:クリスティアン・アルミンク/ヴァイオリン:イザベル・ファウスト/コンサートマスター:西江辰郎/会場:サントリーホール/開演:2011年7月28日 午後7時15分

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