遠隔地の汚染は3月20日以降の放出が原因?

日本原子力学会で、関東や静岡、あるいは岩手などの遠隔地で検出された放射性物質は、3月20日以降に放出された可能性があることが指摘されました。

【原発】遠方の汚染は3月20日以降の放出が原因か:テレビ朝日

その点で、見逃せないのがこの↓記事とグラフ。東北・関東各地の観測で、3月20日から22日かけていくつかのピークが現われています。つまり、20日以降にも、何度か放射性物質がまとまって放出された可能性があるということです。

東北・関東で観測された放射線(朝日新聞、8月8日)

東北・関東で観測された放射線(朝日新聞)

震災10日後、2度目の溶融か 福島3号機、専門家指摘:朝日新聞

いずれにしても、福島だけでなく、全国的な放射性物質の実態調査をおこなうことが必要でしょう。

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読響サマーフェスティバル

読響サマーフェスティバル・三大交響曲

招待券をいただいたので、夏休み、読響のサマーフェスティバル「三大交響曲」を聴いてきました。プログラムはこんな感じです。

  • シューベルト:交響曲第7番 ロ短調 D.759 「未完成」
  • ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 op.67 「運命」
  • ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 op.95 「新世界から」

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35%の節電達成!!

今月の電気使用量のお知らせが届きました。

今月の使用量は、7月15日〜8月15日の32日間で248kWh。昨年の使用量は同じく32日間で386kWhで、節電率35%!!

そんなに節電にがんばった意識はないんですが…。(^_^;)

一番大きな違いは、アパートの西向きの鉄ドアの前にすだれを垂らしたこと。これまでは、この鉄ドアが西日に焼けて熱くなってしまい、夜仕事から帰ってきてドアを開けると部屋の中がもわっと暑かったのですが、すだれを下げてからはそうしたことがありません。やっぱりすだれの効果は大きいなぁと思っていたのですが、その分、エアコンの使用が減ったのかも知れません。

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「カール・マルクスは正しかった!!」

ドクター「最後の審判」の異名をとるエコノミスト、ノリエル・ルービニ氏が、ウォールストリートジャーナルのインタビューにこたえて、「マルクスは正しかった」と答えたそうだ。

Marx was right; capitalism can destroy itself: Roubini | Financial Post

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米国債格下げはどんな影響を広げているか

NY株は歴史的乱高下に(「日本経済新聞」2011/08/13夕刊)「日本経済新聞」の夕刊に掲載されていた記事。興味深いのは、そのグラフだ(左)。

米国債の格下げで、ニューヨーク・ダウ返金株価は1.5%下落したが、それにたいし、東京株式市場の日経平均株価は3.6%も下落しているのだ。リーマン・ショックのときも、金融不安の震源地であるアメリカ本国よりも東京の方が、株の下落がひどかった。こんども、東京の方がアメリカ本土よりひどい。どうしてそうなるのか。国民の消費が冷え込み、内需を置き去りにしたまま、輸出拡大ばかりを追及する日本経済のゆがみが、ここにはっきりと現われている。

米株、歴史的な乱高下 週間では1.5%安:日本経済新聞

ところで、今回の金融不安がいかに訳の分からない事態かということを象徴するような出来事がこれ↓。

格下げで投資マネーが米国債へ:NHKニュース

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半数の子どもから放射線を検出

国の対策本部の依頼を受けて1149人の子どもの調査をおこなった結果、およそ半数の子どもから放射性ヨウ素による放射線が検出されたという。最大で35ミリシーベルトで、調査をおこなった医師は「健康に影響が出る値ではない」と言っているが、しかし、子どもの内部被曝が深刻に広がっていることは間違いない。

子どもの甲状腺から放射線検出:NHKニュース
子どもの被ばく検査結果 削除:NHKニュース

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さらばケーブルテレビ

大家さんがアパートのテレビをケーブルに切り替えたので、とりあえず加入したのが2007年6月。いらい4年あまりたちましたが、さしてみる番組もなく、1週間に1度、BonesやDr.Hause、メンタリストを見る程度。これで5,500円は高いということで、ついに解約しました。

さきほど工事の人が来て、セットボックスを回収してゆきました。

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これは歴史学関係者じゃなくても必読だ!!

『歴史評論』2011年9月号

『歴史評論』2011年9月号

歴史科学協議会の『歴史評論』9月号に、日本政治史の功刀俊洋氏が「地震と放射線に揺さぶられて――フクシマから」という報告を書かれている。書かれたのは5月時点ということだが、冷静に書かれた文章の行間から、なるほど福島(とくに福島市内)はこうなっているのかと、原発事故の深刻な実態を思い知らされるものだ。

功刀氏は、「これは想像したくないです」と断りつつ、福島原発が事故の収束に失敗して、再び大爆発を起こし、関東と東北地方全域が再び低線量被曝地となり、いわき市や郡山市、福島市を含む60km県内の150万人が避難せざるをえなくなるのではないかという「恐怖」にふれ、その恐怖のもと、福島では「県内での原発の是非を論じるのはタブー」「事故の収束がすべてに優先する課題で、それ以外のことを検討する余地がない」と指摘。その状況を、「はたして今後福島に住みつづけられるのか見通しがないのです。時間が止まっていて、過去も未来も語りにくいのです」と表現されている。

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傍点はどこへ行った? 【解決篇】

Microsoft Word 2010 で、「傍点を振ったり取ったりする」コマンドをキーボード・ショートカットに割り当てる問題。いろいろ試行錯誤して、ついに解決策を発見しました。(^_^;)

まず、そもそも 傍点を振るコマンドCommaAccentは、Word 2010にも「コマンドマクロ」として存在していることがわかりました。となれば、このコマンドマクロを使ってマクロを書いてしまえばよいのです。

ということで、傍点を振るマクロをつくることにしました。やってみて、実に不思議な機能を発見!!

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セミはどこへ行った?

ちょっと網戸を開けたら、いきなりセミが部屋の中に飛び込んできました。びっくり…

外へ追い出そうとしたのですが、うまく行かず、しばらく部屋の中をあちこち飛び回ったあと、静かになってしまいました。恐らくどこかに潜んでいるんだろうと思うのですが、どこかわかりません。

お〜い、セミ君(といっても、鳴かなかったので恐らくメスですが)、出てきてくれよ〜

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傍点はどこへ行った?

Microsoft社のWordには、文字列に傍点を振るという機能があります。普通は、傍点をつけたい文字列を選択して、「フォント」のダイヤグラムを出して、そのなかの「傍点▼」メニューをプルダウンして設定します。

しかし、それでは面倒くさい!!

そこで、僕はこれまで、キーボード[Ctrl+@]にショートカット機能で傍点を振るコマンドを割り当てていました。そうすると、傍点のついていない文字列を選択して[Ctrl+@]とやると傍点が振られ、すでに傍点の振ってある文字列を選択して[Ctrl+@]とやれば傍点が消える――傍点をつける、消すが1つのショートカットキーで操作できて、とても重宝していました。

ところが、Word 2010 で同じ機能をキーボードに割り当てようと、いくらコマンド一覧を探してみても、肝心の「傍点を振る」というコマンドが見つかりません。(/_;) トホホ

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東京電力発表の怪

実は、東京電力福島第二原発でも、格納容器内の蒸気を建屋外部に放出する「ベント」の準備がされていたというニュース。

第二原発もベントの準備していた…震災翌日に:読売新聞
【放射能漏れ】全号機でベント準備 福島第2の状況公表:MSN産経ニュース

えっ…、と驚いて、あらためて東京電力のプレスリリースをさかのぼってみたら、3月12日午前10時現在のプレスリリースで、「現時点において、安全を確保するため、原子炉格納容器内の圧力を降下させる措置(放射性物質を含む空気の一部外部への放出)の準備を行うことといたしました」と発表されている。同日午前7時の時点で、政府により、福島第二原発から3km圏内に避難指示、3〜10km圏内に屋内退避指示が出ていて、第二原発でも「ベント」の準備が始まっていたことは当時から発表されていたことが確認できた。

しかし、「読売新聞」に書かれている福島第一原発5、6号機の建屋上部に穴を開けた作業については、12日のプレスリリースにはそれらしい記載はまったく見当たらない。

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NHKの不思議なニュース

昨日、NHKがこんな記事を流していました。

“原子力安全庁 役割限定的に”:NHKニュース

読んでみると、共産党が、政府が設置を検討している「原子力安全庁」について、役割を限定的なものにすべきだという見解を発表したというのです。

しかし、共産党は、以前から原子力の規制機関を独立させて、きちんと権限を持たせるべきだと主張していたはず。「役割限定的に」というのは腑に落ちません。さらに、このニュースが配信されたのは8日の午前4時。共産党が見解を発表するには、奇妙な時間。7日の夜に、そうした問題で共産党が記者会見を開いた様子もありません。

いよいよもって摩訶不思議な記事です。で、よくよく調べてみると……

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口の挟みようはいくらでもあると思うのですが…

京都の夏の伝統行事、五山の送り火で、陸前高田の人たちが震災で被害を受けた木を、慰霊や復興の気持ちを込めて薪にしたものを「放射能の危険がある」という理由で拒否した問題で、京都市長は「市がこうしなさいああしなさいとはいっさい言えない」と言っているが、ああしなさい、こうしなさいとは言えなくても、京都市として口の挟みようはいくらでもあるのではないだろうか。

京都市も口挟めない大文字焼き「陸前高田の薪燃さない」 1/2 : J-CASTテレビウォッチ

その1つは、京都市が毎年、京都五山送り火協賛会にたいして、点火執行の経費への補助として930万円を出していること。一部の意見で勝手に運営されるような組織に、はたして市が補助金を出すことが適切なのかどうか、よく再検討してみたらよいのではないだろうか。

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本日のお買い物

ラトル/ブラームス&シェーンベルクミュンシュ/ベルリオーズ:幻想交響曲 ほか

今日は仕事帰りに新宿のタワーレコードでCDを物色。いろいろ気になるものもありましたが、とりあえず買ってきたのはこの2枚。

1枚目は、サイモン・ラトル指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団:シェーンベルク&ブラームスのCD。ブラームスのピアノ四重奏曲第1番のシェーンベルクによる管弦楽曲版とシェーンベルクの室内交響曲第1番(管弦楽版)を収めたもの。

2枚目は、シャルル・ミュンシュ指揮/パリ管弦楽団:ドビュッシー「海」&ベルリオーズ「幻想交響曲」。有名な、1967年11月のパリ管旗揚げ公演のライブ録音です。

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日米が密かに進めるモンゴル核処分場計画

これも少し古い記事。前にも紹介したことだけど、日本がアメリカと一緒になって、モンゴルに核廃棄物の最終処分場をつくるという計画をすすめている。

モンゴルと言えば、こんどの東日本大震災にあたっても緊急救助隊を派遣し、義援金も贈ってくれた国だが、それなのに、東京電力福島原発事故のあとになっても、この計画をすすめようとしているらしい。

世界を読む:モンゴル核処分場計画/フィンランドに建設中の最終処分場(その1):毎日新聞
世界を読む:モンゴル核処分場計画/フィンランドに建設中の最終処分場(その2止):毎日新聞

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落雷で停電しました…

東京電力 雷雲・落雷情報(2011年8月7日16時42分)

東京電力 雷雲・落雷情報(2011年8月7日16時42分)

先ほど、バシバシバシッとものすごい音がしたと思ったら、停電しました。

落雷です。そのあと、しばらくガラガラ、バシバシと雷が鳴っているなと思っていたら、先ほどからものすごい雨が降り始めました。

停電は1分ぐらいでしたが、いろんな機器の設定が元に戻ってしまいました。(^_^;)

日本への原発導入の背景にアメリカの思惑

ずいぶんと古い記事だけど、日本への原発導入の背景には、日本人の反核・嫌米感情を封じ込めようとしたアメリカ政府の思惑があったことが、米公文書で明らかになった、というニュース。

被爆国の原発導入背景、米文書が裏付け:中国新聞

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行き詰まる「核燃料リサイクル」

日本政府や電力各社がすすめてきた「核燃料サイクル」。その大事な一環であるMOX(プルトニウム・ウラン混合核燃料)を製造していたイギリスの工場が閉鎖されることになった。

この工場の取引相手は日本のみ。その日本で、東京電力の福島第一原発事故で原子炉再稼働のメドが立たなくなり、MOX製造にも見通しが立たなくなったというのが工場閉鎖の理由。濃縮ウラン用に設計された原子炉で、プルトニウムを燃やす危険性は、以前から指摘されてきた。MOX燃料はフランスでも製造されているので、これだけでMOX燃料が「枯渇」するわけではないが、思わぬところから「核燃料サイクル」構想が行き詰まることになったといえる。

英のMOX工場が閉鎖へ 福島原発事故の影響で:共同通信
核燃料サイクル:推進後退 「技術維持に限定」――原子力委予算方針:毎日新聞

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がんばれ、南相馬市!! 原発交付金を辞退

南相馬市が、東北電力が計画中の浪江・小高原発(2021年度運転開始予定)にかかわる「電源立地等初期対策交付金」の今年度分の受け取りを辞退することが明らかに。

交付金は、立地自治体にとっては、一度手を出したら辞められなくなる一種の「麻薬」。一時は地元は潤うようにみえても、実は、原発が稼働して16年たつと自治体の収入ががっくり減ってしまって、次から次へと新しい原発の立地を受け入れていかないと財政破綻する――。そんな恐ろしい交付金を、ともかく返上するという決断はすばらしいものだと思います。

南相馬市、新原発の交付金辞退へ 住民の安全を優先:朝日新聞

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