12日、NHKホールでNHK音楽祭2011のプログラムの1つ、河村尚子さんのピアノとマレク・ヤノフスキ指揮のベルリン放送交響楽団の演奏会を聴いてきました。プログラムは、こんな感じ。
- ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲
- ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
- ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
目的は河村さん。(^_^;) もちろん、すばらしい演奏で、今年6月に2連チャンで聴いたのより、ずっと表現豊か。といっても、こちらはNHKホールの3階席なので、演奏の迫力を感じるには遠すぎました。
アンコールは、シューマン作曲リスト編曲「きみにささぐ(献呈)」。これまた、柔らかい感じの曲でした。
しかし、予想外(?) ((同じNHK音楽祭プログラムでも、来月10日のアシュケナージ指揮×キーシン×シドニー響はC席でも9,000円の高値。それにたいして、この日はC席4,000円。この格差は何?))によかったのが、ベルリン放送響の演奏。ホルンが「魔弾の射手」の出だしでちょいと外したのはご愛敬というべきでしょう。「英雄」では、見事にコロコロと音を転がしてました。
少しゆっくり目のテンポで、決して重たくはなっていないのですが、それでも久々に充実感たっぷりのベートーヴェンを聴きました。
アンコールはベートーヴェン交響曲第8番第2楽章。そして、さらにシューベルト「ロザムンデ」間奏曲。「ロザムンデ」は、いかにも「名残はつきませんが、楽しい音楽祭もそろそろお終いですよ〜」という感じで、最後にふさわしい曲でした。
お客さんは(オイラを含めて)大喜びで拍手大喝采でしたが、終わってみればぴったり9時半。さすがNHKですねぇ〜 (^_^;)
【演奏会情報】
指揮:マレク・ヤノフスキ/ピアノ:河村尚子/管弦楽:ベルリン放送交響楽団/会場:NHKホール/開演:2011年10月12日 午後7時