本日は日フィルの定期演奏会でサントリーホールへ。新ヤマカズ(と言われるそうだ)こと山田和樹氏の指揮で、次のプログラム。
- ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
- モーツァルト:交響曲第31番 ニ長調 《パリ》 K.297
- ベルク:《ルル》組曲
- ラヴェル:ラ・ヴァルス
1曲目、牧神の午後への前奏曲は、これまでつかみどころのない曲だと思っていましたが、今日は非常に明晰な演奏。こんなの「牧神の午後」じゃないという向きもあるかもしれませんが、分かりやすかったです。(^_^;)
2曲目、モーツァルトの「パリ」は僕の好きな曲の1つ。オケは12-10-8-6-4の編成で、トランペットがいかにもモーツァルトという音をさせていたのが印象的でした。
後半はまずベルクの「ルル」。そもそも12音階は、あまり好みではないのですが、「ルル」程度なら十分楽しめます。ソプラノは林正子さん。貫禄たっぷりです。
最後、ラヴェルの「ラ・ヴァルス」は、文字通り音楽が渦を巻いている感じ。リズムの変化や曲調の変化が面白いですね。
と言うことで、まだ30代とはいえ、山田和樹氏のうまさが際立った演奏会でした。
【演奏会情報】 日本フィルハーモニー交響楽団第636回定期演奏会
指揮:山田和樹/ソプラノ:林正子/コンサートマスター:木野雅之/ソロ・チェロ:菊地知也/会場:サントリーホール/開演:2011年12月9日 午後7時