昨日からこの時間までに、「理窟」についてと、日本の奨学金は奨学金じゃないという問題と、昔の学生寮での人間関係について呟きました。
まず「理窟」について。
- 正しくは「理窟」だが常用漢字外なので「屈」に。「窟」は岩屋、穴ぐら、すみか、人や動物の集まるところという意味だそうです(デジタル新漢語林)。 RT @Ichy_Numa: しかし、なぜ日本に来たら、「理」が「屈」してしまったのだろう? 中国でも韓国でも、「理」は「理」なのに? posted at 13:56:03
- 「理」がいっぱい集まっているという意味ではないでしょうか。 RT @Ichy_Numa: 「理」が引きこもりw? RT @GAKU_IZ: 正しくは「理窟」だが常用漢字外なので「屈」に。「窟」は岩屋、穴ぐら、すみか、人や動物の集まるところという意味だそうです(デジタル新漢語林)。 posted at 13:59:05
- 「窟」も身を屈めてはいる穴ということ。江戸時代の国学では「理」が使われています。「理窟」は江戸時代の洒落本が初出。道理、理論というより事情、とくに色事方面の事情を指す言葉だったらしい(大辞林)。RT @Ichy_Numa: 「理」が引きこもりw? @issues_in_shoes posted at 14:20:54
「理窟」という言葉が、江戸時代の洒落本から使われ始めた言葉であること、それが理論とか道理という意味ではなく、事情とか訳、とくに色事関係の事情などを指していたというのは、ちょっとした発見でした。「理」といえば客観的な真理、道理、理論をさしますが、それにたいして「理窟」はもともと主観的なものだったのでしょうか。新しい謎が見つかりました。
次は、日本の奨学金は奨学金に値しないという問題について。
- 日本では借りるときに信用保証機構に一筆入れないとだめだから、返還できなくなると即ブラックリストに。カードも作れないし、住宅ローンも組めなくなる。あまりのあくどさに呆れるが。 RT @koheisaito0131 ガンガン踏み倒そう、奨学金! posted at 23:46:03
- いまや「カネがないなら奨学金は借りるな」といわれてますね。RT @koheisaito0131 POSSEの活動でもブラックリスト化反対を行ってますが、ほんとに異常としか言えません posted at 23:51:22
- 世界が知れば、とんだ日本の恥と思われるに決まってるんですけどねぇ RT @koheisaito0131 将来の返済への不安から借りるのを諦める学生も多くでているようですし。なんという「奨学金」! @GAKU_IZ いまや「カネがないなら奨学金は借りるな」といわれてますね。 posted at 23:58:03
- @koheisaito0131 奨学金。僕は学部+修士+博士で550万円を借り、研究職をあきらめたので、毎年20数万円ずつ25年かけて返還した。今は有利子(月12万円×4年、年利3%)だと返還総額775万円、毎月3万2000円ずつ20年間返し続ける。こんなの奨学金ではない! posted at 00:07:41
- @koheisaito0131 教育の受益者は社会全体。だから、受益者負担の原則に立つとしても、学費タダは認められる。タダだとけじめがつかないというなら、学費徴収もあり得ると思うけど、どんなに高くてもせいぜい月1万円まで。 posted at 00:17:48
- 優秀な生徒を集めるには学費は安い方がいい。僕の出身高は関西の有名私立進学校の1つだったが、他の私立高に比べ学費が安かった。それが、うちの学校の成績がよかった理由の1つ。卒業後、他の私立並みに学費を上げたら、とたんに偏差値が下がった。(オイラが優秀な生徒だったとはいわないが) posted at 00:22:33
- @GAKU_IZ 自己レス。だから、東大が所得の低い学生の授業料を免除する制度を作ったのは、単なる慈善事業ではなく、優秀な生徒を集める上で非常に理にかなった方法だと思う。 posted at 00:33:11
「カネがないなら奨学金を借りればいい」と言われますが、これはいまの奨学金制度の実態を知らない年寄りの世迷い言。政治家や文部科学省の役人がそれを言うのは犯罪的。
最後は、学生寮は未開社会の互酬制にもとづく社会だったというお話。(^_^;)
- @Ichy_Numa 昔の大学の学生寮は、4人部屋とかで、否が応でも「縁」を結ばざるを得なかった。困った奴もいたが、おもしろい奴もいた。今は学生寮も個室、学生は個々のアパート。外で一緒に遊んだり飲んだりしても、最後は一人。 posted at 00:36:31
- @Ichy_Numa 仏教では、「結縁」と書いて、「けちえん」と読みます。原義は、菩薩が衆生救済のために手をさしのべて縁を結ぶこと。そこから中世では、僧侶が中心になって、寄進を集めて溜め池をつくったり橋を架けたりすることも「結縁」と呼ばれました。 posted at 00:40:51
- カネがないときも、寮内で、今日はあいつから1000円、明日は別の奴から1000円と借りて、なんとかバイト代が入るまでしのいでました。(^_^;) RT @Ichy_Numa これだよ! RT @GAKU_IZ: @Ichy_Numa 昔の大学の学生寮は、4人部屋 posted at 00:43:57
- それじゃ、ますます「縁」をケチっちゃうことになります。(^_^;) RT @Ichy_Numa ケチ縁w ? RT @GAKU_IZ 仏教では、「結縁」と書いて、「けちえん」と読みます。原義は、菩薩が衆生救済のために手をさしのべて縁を結ぶこと。 posted at 00:45:04
- 確かに。逆に誰かが「カネがない」と言えば、「バイト代入ったばかりだから」と1000円貸したりしてました。文字どおり「互酬制」です。RT @Ichy_Numa 未開社会における「一般交換」w。 RT @GAKU_IZ: カネがないときも、寮内で posted at 00:52:25
- 自分が「借り」をつくってることに気づかない奴、「借り」をつくっても返す気のない奴もいましたが、確かに「信用」ありませんでしたねえ。RT @Ichy_Numa あの人なら、必ず返してくれるだろう。だから、安心して貸せる。そう思ってもらえることを、社会的信用と言う。 posted at 01:06:59
- 「貸し」は返してもらえないと腹が立つ。「借り」があると思ってもいない人から「貸しを返せ」と言われると面食らう。「貸し」は忘れるにしかずです。RT @Ichy_Numa それは、嫌われるもとですw。RT @cielo19860922 むしろ自分は関係を作るなら「貸し」を作りますが、 posted at 01:12:43
事例を付け加えれば、病気をしたときも、学生寮では誰かが心配して尋ねてきてくれたし、いざとなれば大学に連絡したり病院に運び込んだりしてくれたので安心して病気になってられました。しかし、アパートで一人暮らしを始めたときに、風邪で寝込み夜中に40度の熱を出したときは、「このままだと、オレは死ぬんじゃないか」と本気で怖くなりました。