大晦日から新年にかけてのつぶやき

今年は、ツイッターでつぶやきながらの年越しとなりました。大晦日から新年にかけてつぶやいた「よしなしごと」です。

まずは、江戸時代は「成熟した社会」だったという最近のトンデモ話について。

  • @mnb_chiba 最近、江戸時代を「成熟した時代」とする議論が日本近世史の研究者からも出されるのですが、この記事が紹介しているよな事実は江戸時代が決して「成熟した社会」でなかったことを示しています。 posted at 21:17:54
  • @mnb_chiba おお、そういうことを主張されている人がいるんですか! そもそも江戸時代は後半になると人口が停滞します。「成熟社会」論ではそうした問題を位置付けることができません。 posted at 21:29:25
  • @mnb_chiba ありがとうございます。なぜ日本近世史が「成熟社会」論に嵌まり込んでしまったのかは、僕にも謎ですが、ソ連崩壊後の思想状況の中で社会進歩の視点が忘却され、「近代」批判が前近代の美化という形で反映したのだろうと思います。しかも、困ったことに江戸時代は「鎖国」(続 posted at 21:40:37
  • @mnb_chiba 続)時代なため、研究者も日本のことしか考えないので、一旦「近代」批判に嵌るとそこから抜け出す契機がなかなかないのだろうと思います。中国その他のアジア諸国では、近世末には植民地化され、とても「成熟社会」論を唱える余地はないのですが、日本ではそれもないので。 posted at 21:40:44
  • @mnb_chiba 江戸幻想という点では、江戸文学研究の反映はあるかもしれませんね。速水融氏の歴史人口学を俟つまでもなく、70、80年代の日本史研究者には江戸時代後半の人口停滞や飢饉の増加などは常識であり、「成熟社会」などという研究者はいませんでした。 posted at 21:57:44
  • @mnb_chiba 研究史的には、まず80年代に西洋史でのアナール学派の流行が日本史にも持ち込まれて「社会史」の隆盛がありました。それまでの歴史学を「進化主義」として否定し、社会の「変わらない」側面を重視し、一揆なども「日常vs.非日常」の地平で捉える議論がもてはやされました。 posted at 22:55:54
  • @mnb_chiba それから、研究者の世代交代。戦前の厳しい小作制度や戦後の「反封建」民主革命論を体験した世代が一線を退き、稲作のやり方も知らないような世代が日本史を研究するようになったことも。そういう世代からは、前近代社会を現代とは全く異質の異文化として見る見方が広がりました posted at 22:59:44
  • @mnb_chiba そこへ、ソ連崩壊で一挙に社会発展というものが否定され、江戸時代は「成熟した、それなりに安定した社会だった」と。そこから「それなりに」が取れてしまうのは早い。まあ、大体そんな筋道ではないかと思います。(長々と失礼) posted at 23:02:01

その次は、新聞論。

  • @susumutyann おめでとうございます。こちらこそよろしくお願いします。新聞は、紙で3紙、ネットで1紙です。あとは職場で読んでます。ネットだと地方紙の記事が読めるのがいいですね。ただ、ネットの記事は紙媒体の記事より短い場合もあるので、やっぱり紙は欠かせません。 posted at 02:56:55
  • @susumutyann すいません。再ツイートするために元ツイートを削除してしまいました。日経もとってます(電子版)。情報の偏りを避けるためというより、とりあえず主要紙は目を通しておきたいから、職場でとってないものは自宅でとるようにしています。(日経は職場でも読めるけど) posted at 03:02:11
  • @susumutyann ネットでありがたいのは、北海道の新聞でも沖縄の新聞でも記事が読めることですね。日本中の地方紙を全部購読することは不可能ですから。他方、ネットの場合、記事の軽重というか、どれが1面トップとかそういうことが分からないのが難点です。 posted at 03:05:22
  • @susumutyann 大手紙でも、大阪版にしか載ってない記事とかが、ネットでは東京にいて読むことができるので、そういう点は役立ちます。 posted at 03:07:41
  • 2ヵ月ほど前に買ったiPadは、現在は、ほとんどニュースリーダーあるいはツイッター用。(^_^;) posted at 03:09:30
  • 買うときには、あんなことも、こんなこともしてやろうと思っていたんですが。実際には、いろいろと使い勝手悪くて…。結局、ツイッターをやるかネットニュースを読むか、あとはたまにメールのやり取りをする程度。 posted at 03:10:56
  • @susumutyann 沖縄国際大学に米軍ヘリが墜落した事件のときなんぞは、東京の紙面での扱いはこぢんまりしたものでしたが、沖縄では号外も出たし、紙面でも大きく扱われました。そういう沖縄の記事を見ておかないと、東京の新聞だけで考えると間違うことになります。 posted at 03:13:46
  • しかし、正直言って、日経新聞は面白い記事が少ない。たま〜に「日経新聞だって、こう言ってるんだぞ」という記事があるぐらい。それを見逃さないようにするために、毎日、一生懸命に日経新聞を読んでいる。 posted at 03:17:47
  • 「朝日新聞」は、社民党の動きは取り上げるが、共産党は無視する。国会の代表質問や予算委員会質疑の記事でも、共産党が登場しないことがある。「朝日新聞」しか読んでない人には、共産党は国会質問さえしてないことになる。日経や読売、産経でも、共産党が質問した事実はとりあえず報道するのに。 posted at 03:21:49
  • @susumutyann 書評も基本は同じです。ただ、時々「このままでは資本主義は大変なことになる」という記事が載ります。資本主義を延命させるためには、やっぱりマズイところはマズイと言わなければならないからです。そういう記事を見逃さず読んでおきたいので、仕方なく購読しています。 posted at 03:25:17
  • @mnb_chiba そうです。ジャーナリズム失格です。 posted at 03:26:03
  • @mnb_chiba 「毎日新聞」は、安保・基地問題では実績もあるし、強みを持っていて、時々面白いスクープや特集記事が載るので、やっぱり読んでおきたい新聞の1つです。 posted at 03:32:30
  • 東京新聞は、何と言っても「こちら特報部」が鋭く読み応えがある記事を連発している。また他の主要紙が「全国紙」として東京のことをろくに報道しないのにたいし、「東京新聞」は東京のローカル紙として独自の視点で取材していて面白い。社論として憲法擁護を掲げるのも「東京新聞」だけ。 posted at 03:41:12
  • クラシック評では、やっぱり「読売新聞」が一番充実しているかも知れない。傘下にオーケストラを抱えているだけのことはあると思う。 posted at 03:58:09
  • ネットで面白いのは海外メディアの記事。日本のメディアは、世界はアメリカ中心に回っていると思っているので、ともかくアメリカ目線の記事ばかり。だから、海外メディアの記事を読むと、そういう「視野の狭さ」に気づくことが多い。残念なのは、オイラの語学力では英語の記事でも読むのが大変なこと。 posted at 04:04:19

主要紙と主要総合雑誌には必ず目を通せというのは、共産党副委員長で参議院議員だった上田耕一郎氏が言われていたことです。

大晦日から新年にかけてのつぶやき」への1件のフィードバック

  1. iPadを携帯可能なPCに変身できるかも、という書き込みです。

    朝、偶然、AppStoreを見ていると、iPadからPCを遠隔操作出来るソフトがあることを発見しました。いくつか種類がありそうです。
    一つはLogMeinというソフトです。こちらは試してみました。
    iPadには、iPad用のLogMeinをインストール(Appの無料ソフトです)し、パソコン側にはパソコン用のLogMein(有料版と無料版がある)をインストールして、ログインIDを取得すれば、iPadとPCの同期は簡単に実現します。

    パソコン側がWindowsならば、遠隔操作で再起動もできます。ネットを通じてPCをリモートコントロールできるということです。同期を行うとパソコンのデスクトップがiPadに表示されます。画像もわりと綺麗です。ソフトも普通に使えます。

    これならPCをいつでも持ち歩いて、iPadの側から入力できるようになりそうです。作成途中のファイルをiPad側で完成させることも出来ると思います。

    このLogMeinは、Macで使用する場合、制限があります。iPadからMacを再起動できません。使い勝手が悪いので他のソフトを検索するとTeamViewerというソフトがありました。これが二つ目のソフトです。
    こちらは、Windows、Mac、Linuxにフル対応しているようです。もちろんiPad用のTeamViewerとPC用のTeamViewerがあり、個人使用であればいずれも無料です。持ち運べる小さなPCを実現するには、一番いい選択だと思います。このソフトを活用できれば、iPadの使い勝手が大きく向上するので、少しワクワクしています。ぼくはこちらを試してみようと思っています。

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