大学生、生活費10年間で3割近く減

日本学生支援機構の調査で、2010年度の大学生の平均生活費(年間)が約66万円で、ピークの2000年度から3割近く減ったそうだ。この66万円には住居費も含まれる。

苦しい大学生、2010年度生活費は66万円:読売新聞

食費や住居・光熱費が約38万円、娯楽・日常費などが約28万円という。月額に直すと、それぞれ3万2000円、2万4000円。これらは、自宅生、下宿生合わせた平均値。

苦しい大学生、2010年度生活費は66万円

[2012年1月13日19時37分??読売新聞]

 大学生の2010年度の生活費の平均が66万500円だったことが、日本学生支援機構の調査で分かった。
 ピーク時の00年度と比べると、3割近く減少。同機構は「厳しい経済情勢の影響で学生の収入も大きく減り、苦しい状況で暮らしている」と分析する。
 調査は隔年実施。今回は10年11月に、全国の大学生など約3万7000人から回答を得た。
 学生の生活費と学費を足した支出合計は183万500円。一方、仕送りなどの収入総額は198万8500円で、08年度から21万300円(9・6%)も減った。奨学金を受ける学生が50・7%で、調査開始以来、初めて半数を超えた。
 学生の生活費は00年度(93万6800円)をピークに5回の調査連続で減少。08年度と比べても、1万5800円減った。66万500円の内訳は、食費や住居・光熱費が37万9500円、娯楽・日常費などが28万1000円。

日本学生支援機構の調査結果は、こちら↓からどうぞ。

平成22年度学生生活調査について:日本学生支援機構

【追記】

日本学生支援機構の元データをみると、国立大の下宿生の場合、生活費はおおむね以下の通り。

まず、収入。合計で約185万円。内訳は、仕送り119万円、奨学金37万円、アルバイト・定職収入29万円。月平均に直すと、収入は仕送り10万円、奨学金3万円、バイトその他2.5万円で、合計15.5万円。

支出は、学費関係で63万円、生活費が108万円で、合わせて171万円。残り14万円は貯金だろう。月額に直すと、学費関係が5万円ちょっと、生活費が9万円という計算になる。食費が2.5万円、家賃が4.3万円、娯楽・嗜好品代が1.2万円。食費は1日800円程度にしかならない。こう考えると、かなり大変。

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