土曜日、上野の東京文化会館で、インバルの指揮するストラヴィンスキー2曲を聴いてきました。「東京春祭―東京のオペラの森2012」の企画の1つです。
- ストラヴィンスキー:バレエ音楽《ペトルーシュカ》(1947年版)
- ストラヴィンスキー:バレエ音楽《火の鳥》(1910年全曲版)
良くも悪くもインバルふうのストラヴィンスキー。個人的には、もうちょっと土臭くやってくれたほうが好きなんですが、それでも、インバル×都響の演奏は鉄壁。インバルは、演奏のあと、どんなもんだいといわんばかりのどや顔で歓声に答えていました。 (^_^;)
前半、ペトルーシュカは半分寝落ち状態。去年も悩んだ首から左肩にかけての痛みで、このかんあんまし十分眠れてない(ペインクリニックで治療中)もんで、週末になると本気で寝不足が半端ありません。(^_^;)
「火の鳥」は、前半はちょっと淡泊な感じもしたのですが、後半になるとがぜん都響も鳴り響いて大いに盛り上がりました。それにしても、咆哮する金管に負けないシロフォンはお見事でした。
ところで、この日の文化会館は、インバル×都響×ストラヴィンスキー2本立てという豪華メニューにもかかわらず、1階席でも前方左右が大きく空くなど、下へ行くほど空席が目立ちました。協賛企業にチケットを回したにもかかわらず、花見に負けて? お客が集まらなかったのでしょうか。それとも、S席8000円、A席6000円という価格設定がちょいと高かすぎたのかもしれません。(ちなみに、僕は、3階正面のA席)
ところで、コンサートの始まる前に上野公園の桜通りをちょっとのぞいてきましたが、桜の下は場所取りする人、宴会する人でごったがえしておりました。(^_^;)