昨日、ツイッターで大きな話題になっていた、東京都議会で「東京維新の会」(自民党、民主党をやめた都議3人)+「平成維新の会」(一人会派)が賛成した、大日本帝国憲法の復活を求める請願。
大日本帝国憲法復活請願 「東京維新の会」が賛成: しんぶん赤旗
もちろん、こんな時代錯誤な請願は、自民党、民主党を含めた反対で否決されましたが、赤旗政治部記者さんが、その請願書そのものの写真をツイッターに載せていました。読んでみると…
http://twitter.com/akahataseiji/status/254054229872873472
なんと、「我々臣民としては、国民主権という傲慢な思想を直ちに放棄して」云々かんぬんと。「国民主権を放棄せよ」と主張する政治勢力が、住民自治の機関である都議会に議席を持っているとは、驚きです。
それにしても、なぜ大日本帝国憲法と戦前の皇室典範を復活させることが、拉致問題、領土問題だけでなく、教育問題、原発問題の解決につながるのか? まったく意味不明、理解不能の請願です。
大日本帝国憲法復活請願/「東京維新の会」が賛成
[しんぶん赤旗 2012/10/05]
橋下徹大阪市長の「日本維新の会」と連携し、9月に結成した都議会新会派「東京維新の会」(民主・自民を離党した3人で構成)は4日の都議会第3回定例会最終本会議で、現行の日本国憲法を無効とし、戦前の「大日本帝国憲法」の復活を求める時代錯誤の請願に賛成しました。請願は日本共産党、民主党、自民党、公明党、生活者ネット・みらいなどの反対で不採択となりました。
請願は、天皇を元首として無制限に権力を与え、国民を「臣民」として、自由と権利を抑圧した大日本帝国憲法を美化。「我々臣民としては、国民主権という傲慢(ごうまん)な思想を直ちに放棄」して、日本国憲法を無効とし、大日本帝国憲法は現存するとの都議会決議を求めています。
また、東京維新の会は、都内在住外国人への生活保護支給の減額・廃止を求める陳情に賛成しましたが、反対多数で不採択となりました。
「東京維新の会」は以前からあったわけではありません。9月末に出来たばかりです。元は自民と民主。
こういうトンデモな人まで抱えていたわけです、両党は。