月曜日に続いて、金曜日、ふたたびアルプス登山に挑戦。こんどは無事、全行程を歩きとおすことができました。^^;
- J・シュトラウスII:ウィーンの森の物語 op.325
- ヤナーチェク:歌劇「利口な女狐の物語」組曲(マッケラス編曲)
- R・シュトラウス:アルプス交響曲 op.64
指揮は今年9月から新日本フィルのConductor in Residenceに就任するインゴ・メッツマッハー。
前にも書いた通り、R・シュトラウスは、僕は曲によって好みが分かれていて、正直言って「アルプス交響曲」はあまり好きではないのですが、今夜はメッツマッハーの力強い指揮で、なんとか全曲無事聴きとおすことができました。同じ3階席といっても、トリフォニーのほうが東京芸術劇場よりはるかにステージが近いので、それだけ迫力ある演奏が聴けたからかもしれません。プログラム・ノーツにはこの曲がニーチェのアンチ・キリストを構想した作品であることが解説されていて、そう思って聴くと、なるほどと思われるところもいろいろ気がつきました。
まだまだ途中でこの曲がどこに向かっているのかわからなくなることもありますが、それでも、この日の演奏を聴いて、ようやくこの曲を聴くとっかかりがつかめたような印象がしました。
前半、ウィーンの森の物語は、よく聴くウィンナー・ワルツのメロディたっぷりの曲ですが、メッツマッハー&新日本フィルの演奏はそういう甘さはなく、それは2曲目のヤナーチェクも同じ。それがメッツマッハーの演奏スタイルなのかもしれませんが、ちょっと残念でした。
【演奏会情報】 新日本フィルハーモニー交響楽団第503回定期演奏会
指揮:インゴ・メッツマッハー/コンサートマスター:崔文洙/会場:すみだトリフォニーホール/開演:2013年1月11日19時15分