久しぶりに本屋さんで、まとめ買いしました。と言っても、新書、文庫のたぐいだけですが。^^;
手前右から
- 莫言『続・赤い高梁』(岩波現代文庫)
- 白井恭弘『ことばの力学』(岩波新書)
- 志賀櫻『タックス・ヘイブン』(岩波新書)
- 李鋭『中国民主改革派の主張』(岩波現代文庫)
- ケネー『経済表』(岩波文庫)
- 内藤昌『江戸と江戸城』(講談社学術文庫)
1冊目は、昨年のノーベル文学賞を受賞した莫言さんの『赤い高梁』の続編。というか、本来は『紅高梁家族』という1冊の本なのですが、日本ではそれが正(第1章、第2章)と続(第3章、第4章、第5章)の2冊に分けて翻訳・出版され、しかも続のほうは1990年に徳間書店から中国現代文学選集の1冊として刊行されたものの、その後ずっと品切れ・絶版状態になっていたために、ノーベル文学賞を受賞したにもかかわらず全編が読めなかった、という曰く付きの本。僕も前に、岩波書店で再版してほしいと書きましたが、ようやく続も岩波現代文庫に収められて、莫言さんの代表作全編が読めるようになった、と言うわけです。
2冊目は、以前にこのブログでも紹介した『外国語学習の科学』の著者の新著。そのとき、僕が身近にある「第二言語」である手話に触れたら、著者の白井先生みずから、「手話についても書きたかった」とのコメントをいただきました。今回の著書には、手話の問題も取り上げられているので、楽しみに読んでみたいと思います。
5冊目のケネー『経済表』は、たんなる改版ではなく、原著第3版を収めた平田清明、井上泰夫氏の訳(1990年、岩波書店刊)による事実上の新版。
最後は、日本都市史の内藤昌氏の旧著の再版。東京に住んでる以上、まあ、東京(江戸)の歴史は知っておかなきゃ的な。^^;
6冊で6,132円也。