TBSの報道によると、オバマ政権は、安倍政権のもとでの靖国参拝などの動きに、非公式にとはいえ「懸念」を伝えていたことが明らかになりました。
靖国参拝に米政権が懸念、自制求める
[TBS News-i 最終更新:2013年4月26日(金) 12時3分]
安倍内閣の閣僚による靖国神社参拝などが東アジア情勢の不安定化を招きかねないとして、アメリカのオバマ政権が日本政府に対し、非公式に懸念を伝えていたことがわかりました。
オバマ政権は、麻生財務大臣が先週、ワシントンでバイデン副大統領と会談し、帰国した直後に靖国神社を参拝したことや、歴史問題をめぐる韓国や中国との対立を受け、日本政府に対し、24日までに非公式な形で懸念を伝えました。これに関連し、アメリカ国務省のベントレル副報道官代理は「公式な抗議はしていない」としながらも、「中国や韓国のように他の国も懸念を表明している」と日本に自制を求めました。
北朝鮮に対して関係国の結束が求められる中、オバマ政権は情勢安定化へ向けた日本政府の対応を注視しています。(26日10:51)
アメリカにしてみれば、麻生副総理がバイデン副大統領と会談した直後の靖国参拝で、オバマ政権がこうした参拝の動きを容認したと受け取られたのではいい迷惑ですからねぇ。それゆえの、「非公式」な懸念を公式に認めるというかたちになったのでしょう。