過日、石原慎太郎共同代表が「賞味期限が切れる」と言った日本維新の会ですが、今度は、もう一人の共同代表・橋下徹大阪市長が、「維新は選挙で議席を得ることが主目的という『選挙屋』になっている」と指摘。
実際、産経新聞とFNNの調査では、「日本維新の会」の支持率は、昨年12月の13.7%から、1月10.2%、2月には9.6%、4月は7.3%と低落の一途をたどっている。
「このままなら維新消滅」 橋下氏、参院選へ危機感:MSN産経ニュース
「このままなら維新消滅」 橋下氏、参院選へ危機感
[2013.5.11 19:30 MSN産経ニュース]
日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長は11日、大阪市内で開かれた大阪維新の会の会合で「維新は国民から支持を得る力がなくなってきているのは確か。このままでは有権者からそっぽを向かれ、年内に維新が消滅することもあり得る」と述べ、夏の参院選に向けた危機感をあらわにした。
要因として「維新は選挙で議席を得ることが主目的という『選挙屋』になっている」と分析。「あくまでも選挙は手段だ。目的が何かを見失うと一気に有権者は引いていく。現状に満足してしまっていて実行力が物足りない」と訴えた。
会合には所属国会議員も出席。橋下氏は参院選に関し「(昨年の衆院選のように)そこそこの数が当選すればいいとの気持ちがあれば、有権者に見透かされてしまう。統治機構改革という目標を見失わないようにもう一度ねじを巻いてがんばろう」と呼び掛けた。
【産経・FNN合同世論調査】「橋下人気」下落とまらず!? 維新、3位民主との差もわずか0・3ポイントに(1/2ページ) – MSN産経west
「橋下人気」下落とまらず!? 維新、3位民主との差もわずか0・3ポイントに
[2013.4.22 12:25 MSN産経ニュース]
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が20、21日に実施した合同世論調査で、日本維新の会の単独の存在感の低下が浮き彫りとなった。「支持政党」は、7・3%と前回に比べて2ポイント近くダウン。昨年末の安倍晋三政権発足以降、常に占めていた2番手の座も危うくなっている。
衆院選で惨敗の「民主」並み
維新の「支持政党」の割合は、安倍政権が発足して以降、毎月減り続けている。昨年12月の時点では13・7%にのぼり、3位の民主党の8・1%を大幅に引き離して第2位だった。
ところが、1月には10・2%まで減少した。2月には9・6%と一ケタに転落。今回も歯止めがかからず、3位の民主との差は0・3ポイントまで縮まった。
また、「今夏に行われる参院選の比例代表で投票したい政党候補者・政党」でも、同様に減少傾向が続いている。今年1月の調査では自民が36・4%、維新が13・8%だったが、今回は自民43・3%に対し、維新は10・8%と差が大きく広がっている。
維新は、参院選の足がかりとして位置付けていた今月14日の兵庫県伊丹、宝塚両市長選で大敗。共同代表を務める橋下徹・大阪市長の人気に頼る選挙手法にもしだいにかげりが見え始めている。
一方で、憲法改正の発議要件を定めた96条の緩和要件をめぐり、自民との緊密ぶりが目立つなど、自民との違いがわかりにくくなっているという指摘も。今回の調査でも、自民が参院選後に連立を組む相手として維新を推す声は20・7%にのぼり、公明党の18・3%を上回った。今後、維新が参院選に向けて、どのようなスタンスを打ち出していくのか、正念場を迎えているといえそうだ。