居酒屋チェーン「ワタミ」の会長・渡辺美樹氏が、自らの経営する「ワタミの宅食」利用者に、自民党から参議院比例代表選挙に出馬する旨を伝える手紙を送りつけていたことが明らかになりました。
渡辺美樹氏は、先日も、「ワタミ」の株主全員に出馬表明を伝える手紙を送りつけていたことが「しんぶん赤旗」日曜版によって暴露されたばかり。そこに、今度はこの「手紙」です。
こちらが、その手紙↓ ツイッターで公開されているものです。
表向きは、マスコミ報道で心配をしている「ワタミの宅食」利用者に経緯を説明するという体裁をとっていますが、「自民党の全国比例代表候補として公認」されたこと、「新たな挑戦を決断」したことを伝えており、自らの立候補を広く知らしめる、しいてはそれによって票を得ようとする目的で配布されたことは明らかです。
公職選挙法は事前運動を禁止しています。また、選挙運動のために配布できるビラは厳しく制限されていて、それ以外に候補者名の書かれた文書を配布することは認められていません。盆暮れの挨拶状、年賀状も自筆のものに制限しています。さらに、あれこれの名目でこれら規制を免れるようとしておこなう行為も違法だと禁止しています。(いい悪いは別にして、かつては、聾の人が知人に支持を広げるために候補者名を書いたメモを手渡しただけなのに、それが違法文書の配布として逮捕されたこともあります)
このような脱法的文書を、企業の経費で大量配布するような人物が、はたして国政の代表者としてふさわしいかどうか。「ブラック企業」と呼ばれる「ワタミ」会長・渡辺美樹氏が、選挙の世界もカネにあかして「ブラック選挙」をやるつもりなのか。許されることではありません。
この写真をツイートしているのは、こちら↓
設定変えてみたんですが、見えますか?pic.twitter.com/aqYqTbrdaj pic.twitter.com/6LIM9vcSvw RT@KouSuke6725 字が潰れていて、よく見えない
— 鳴海圭矢 (@narumikeiya) June 20, 2013