23日投開票された東京都議選で、共産党が17議席を獲得し、8議席から倍増以上の躍進を実現した。
全体の結果は、民主党が43議席から15議席へ議席を3分の1に減らし、かわって自民党が39議席から59議席へ伸ばすとともに、共産党が8から17へ9議席増、みんなの党が1から7へ6議席増を果たした。
民主党は、参議院選挙でも議席を半減どころか3分の1に減らす可能性がある。そうなると、民主党が崩れてできた「空白」をどの党が獲得するか。半分以上は自民党にいくだろうが、共産党もこの「空白」を獲得するために貪欲にたたかってほしい。
当選した共産党候補は、以下の通り。
新宿区 大山とも子 現 18,496票
文京区 小竹ひろ子 元 19,693票
江東区 あぜ上みわ子 現 25,918票
品川区 白石たみお 新 15,338票
大田区 可知かよ子 現 30,486票
世田谷区 里吉ゆみ 新 18,000票(開票率90%)
中野区 植木こうじ 元 16,909票
杉並区 吉田信夫 現 24,565票
豊島区 米倉春奈 新 13,320票
北区 曽根はじめ 元 23,108票
板橋区 徳留道信 新 28,010票
練馬区 松村友昭 元 31,218票
足立区 大島よしえ 現 37,683票
葛飾区 和泉なおみ 新 18,912票
江戸川区 河野ゆりえ 元 25,783票
八王子 清水ひで子 現 28,473票
北多摩1 尾崎あや子 新 18,403票
みなさん、お疲れさまでした。そして、おめでとうございます。ヽ(^o^)丿
開票結果については、こちらをご覧ください。→ NHK選挙情報|東京都議会議員選挙(都議選) 開票速報
東京都議選:反アベノミクス 共産支持広げる
[毎日新聞 2013年06月23日 23時49分(最終更新 06月24日 00時21分)]
渋谷区にある共産党都委員会は、現有8議席を上回るとの報道が出ると、詰めた職員や支援者から「おお」と喜びの声が上がった。
当選者名が書かれた短冊が次々と大会議室に貼り付けられ、記者会見した市田忠義書記局長は「従来の支持者以上の広がりがあった。アベノミクスに不安を感じている人、批判的な人が共産党に投票してくれた」と好調の要因を分析した。
1997年に26議席を獲得したのを最後に、議席数は退潮傾向が続いていたが、今回は離党が相次いだ民主党やトップの失言で失速した維新などを尻目に「オール与党対共産」の構図をアピールし、存在感を示した。【東海林智、竹内良和】