いろいろありました… ^^;

インバル=都響 新マーラー・ツィクルスVI

昨日、横浜みなとみらいホールまで出かけて、インバル&都響の新マーラー・ツィクルスの第6弾、マーラーの交響曲第6番を聞いてきました。作品を完全に自分のものにしているインバルと、都響のうまさが相まって、なかなか見事な演奏でしたが、しかし、それにしてもいろいろありました。^^;

トランペットのトップが、出だしの聞かせどころをくり返しを含めて連続失敗、ツイッター上では高橋敦さんの体調不良がとりざたされる騒ぎに。しかしそれより大問題は、最終楽章、終演直前に足音高く堆積していった客がいて、さらに演奏が終わるやいなや「ブラボー」と気の抜けた声を張り上げた客がいたこと。さすがに、これは呆れました。^^;

その前にも、ハープのところで何か音がしてたし…。

ま、それでも、都響のうまさをあらためて体感。とくに、ホルンの有馬純晴さんのうまさが光っていたと思います。

とはいえ、インバルの指揮は、あれこれいろんな思い入れを引きずるようなタイプではなく、したがって、心の奥底がゆるがされる、というような感動をよぶわけではありません。別に悪い意味で言ってるのではなく、そもそもインバル自身がそういう演奏をしてない訳で、聞いていてもフツーに「素晴らしい演奏やなぁ」と感心するわけです。個人の好みからいえば、もっとえげつなくやってくれた方が、プログラムノーツに岡田暁生さんが書かれているような、「絶望の行進」(第1楽章)、「悪夢のスケルツォ」(第2楽章)と第3楽章の「陶酔的な愛の賛歌」の対比が浮かび上がってくるだろうとは思うのですが。最後のハンマーも、もうまったく生きる望みのない絶望的な響きというには程遠く、そのあたりが最悪のフラブラを許した原因かな、と思ったりもしました。

【演奏会情報】 インバル=都響 新マーラー・ツィクルス第2期
指揮:エリアフ・インバル/管弦楽:東京都交響楽団/コンサートマスター:山本友重/会場:横浜みなとみらいホール(大ホール)/開演:2013年11月2日 午後3時。

  • さて、みなとみらいに向かいます。 posted at 13:01:04
  • みなとみらい着。少し時間があるので、コーヒーで一服。^_^ pic.twitter.com/zZoNmOac3Z posted at 14:31:06
  • インバルの指揮はあんまりぐちゃぐちゃ思い入れを込めるんじゃなくて、ある意味淡々とすすめていく感じ。おどろおどろしさとは無縁、きっちり計算せれ尽くした演奏。 posted at 17:17:35
  • みなとみらいホール3階席で聞くと、やや音が過剰に響いている感じ。ホルンの咆哮を楽しむにはいいが、ここまで残響しなくてもいいんじゃないかと思う。途中退席した人の靴音までたっぷり響いてきたし…。 posted at 17:19:49
  • なんにせよ、3楽章、4楽章は良かった。 posted at 17:20:43
  • でも、心がうち震えるとかいう感動の仕方はしない。フツーに名演奏を聞いて良かった、という感じ。悪い意味じゃなく、インバル自身がそういう演奏をしているんだから。 posted at 17:23:40
  • 本日のインバル&都響のマラ6、エンディング近くで足音高く出て行った客と、気の抜けたフライングブラボーしたアホとがいたけど、それでも感動に水をさされなかったところが凄い!有馬さんとホルンパートの実力を思い知りました。 posted at 17:32:06
  • 自分のツイートを遡って見たら、なんかおかしいと思ったら、最初のツイートが1個こぼれてた。 posted at 17:33:27
  • 今日のフラブラだって、ほんとはインバルがドヤ顔をしたかったのに、その前にブラボーってやっちゃったもんだから、インバルだって内心は相当ムッときていたに違いない(と勝手に想像)。 posted at 20:27:37

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