問われているのは過去の戦争に対する日本の態度

今日の毎日新聞に、中国の程永華駐日大使が安倍首相の靖国参拝にかんして寄せた論文が載っている。

「毎日新聞」2013年12月30日付

「毎日新聞」2013年12月30日付

大使は、「中国は一貫して日本の軍国主義者と日本人民を区別し、戦犯と一般兵士を区別して考えている」「戦争の責任は一握りの軍国主義者が負うべきだ」として、「我々は一般市民が自らの親族を弔うことに異議はない」と述べるとともに、同時に「日本の指導者の参拝は侵略戦争の性格と責任に対する認識にかかわるもので、中国は絶対に受け入れることはできない」と指摘している。

さらに、靖国神社が、現在も「侵略戦争を躍起になって美化し、歪曲し、現在の国際世論とは全く相いれない間違った歴史観を宣揚している」と述べて、「日本の指導者がこうした場所で『英霊』を参拝し、侵略戦争を発動した当時の元凶に対し、『平和』『不戦』を言っても、被害国の人民は受け入れられないし、国際社会も信じないだろう」と指摘する。

こうして問題は、日本が過去の戦争にたいしてどういう態度を取るのか、侵略戦争だったという反省にたってのぞむのか、それとも「自衛のための戦争」「アジア解放のための正義の戦争」と美化するのか、その点についての日本政府の立場と認識にあることが分かりやすく丁寧に指摘されている。

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朝日新聞が若者の政治意識を調査

今朝の朝日新聞に、「若者ほど自民に『変革』イメージ」という記事が載っていた。

若者ほど自民に「変革」イメージ 朝日新聞世論調

調査は「変革」を1、「安定」を6として、自民党のイメージをたずねたもの。で、回答の平均値を出してみると、20代は3.03、30代は3.09で、年代が上がるほど中央値(3.5)に近づくという。参院選で自民党に投票した20代の場合は2.92になったそうだ。

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秘密保護法反対12・6デモ行進に参加しました

12・6日比谷野音集会デモ

昨夜は、秘密保護法案が強行採決されるというので、日比谷野外音楽堂で大規模な抗議集会が開かれ、そのあと国会までのでも行進が行なわれました。

しかし、僕は予定があり、集会には参加できず。で、前回の集会のときは参加者が多くて、デモに出発したのが午後9時過ぎだったので、こんども用件が終わってからでも十分デモ行進には間に合うだろうとふんで、国会周辺に向かいました。9時半頃に国会近くの霞ヶ関交差点に到着しても、予想通りまだまだデモ行進は続いていて、僕も無事デモ隊列に合流することができました。^^;

集会・デモの参加者は1万5000人と前回1万人をさらに上回っただけでなく、国会前ではたくさんの人が「強行採決やめろ」「秘密保護法は廃案に」と抗議行動をしていました。国会議員面会所での請願・要請行動を終えたときは、またもや夜10時を過ぎていました。

結局、数を頼んだ自民、公明与党によって、法案は成立させられてしまいましたが、大きく広がった反対世論を力に、こんどは秘密保護法の廃止、そのための国政転換をめざして新しいたたかいのスタートです!

ショスタコーヴィチ弦楽四重奏曲フルマラソン!

日曜日、武蔵野市民文化会館で、ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲全曲演奏会を聴いてきました。全15曲を丸一日で演奏してしまおうという、トンデモ企画。

午前11時開演で、途中休憩をはさみながらとはいえ、終わったのは夜10時5分。最後の第15番はホールの照明も落としての演奏で、終わったあとは自然とスタンディングオベーション! ホントにお疲れさまでした。^^;

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