『資本論』を読んでいて、しばしばぶつかる言葉に gesellschaftlich という形容詞がある。もちろん、いうまでもなく名詞 Gesellschaft の形容詞形だ。だから、たいていの翻訳では、gesellschaftlich と出てくれば「社会的」という訳語が当てられている。
しかし、本当に「社会的」でよいのか? それに、そもそも「社会的」とはどういう意味なのか?
たとえば、第23章第2節に登場する以下の部分。
『資本論』を読んでいて、しばしばぶつかる言葉に gesellschaftlich という形容詞がある。もちろん、いうまでもなく名詞 Gesellschaft の形容詞形だ。だから、たいていの翻訳では、gesellschaftlich と出てくれば「社会的」という訳語が当てられている。
しかし、本当に「社会的」でよいのか? それに、そもそも「社会的」とはどういう意味なのか?
たとえば、第23章第2節に登場する以下の部分。