ビットコインについて呟きました

ビットコインの取引所マウント・ゴックスが取引を全面的に停止したというニュースで、そもそもビットコインとは何なのかについて、とりあえずの私の考えを呟きました。

なお、途中で「ビットコインと交換所に関する基礎知識」というサイトを紹介していますが、これはとりあえずビットコインの仕組みについてイメージを持ってもらうために紹介したものであって、ビットコインとは何かという私の考え方とはまったく違っていますので、そのことをあらかじめお断りしておきます。

  • ビットコインが通貨の代わりをするのは、最初にビットコインを買う時に利用者が自国通貨を支払っているからだよね。 posted at 23:12:11
  • そしてビットコインの発行枚数には上限が設定されているから、後からビットコイン以上に参入しようという人は、当初の価格よりも高い価格でコインを買わないといけない。 posted at 23:18:24
  • 逆に、新しくビットコインを手に入れようという人より、コインを手放して現金化しようという人が多ければ、ビットコインの価格は当初価格よりも下落せざるを得ない。 posted at 23:19:57
  • だからビットコインは仮想通貨というより、株取引に決済性を持たせたものに近いのではないか。ただ株の場合には配当があるが、ビットコインには配当のようなものはない。そもそもビットコイン市場に投じられた資金が産業的に運用されることはないのだから、配当や利子が支払われるはずがない。 posted at 23:43:35

  • すると、国境を越えた決済が簡単にできる、手数料がかからないという利便性以外には、ビットコイン購入者にはメリットがないことになる。あるとすれば、ビットコインの取引価格が将来上がるかもしれないという心理、それに基づく投機しかないような気もする。 posted at 23:46:54
  • それがここまで広がったというほうが、だから僕には不思議。ある意味、巨大な錯誤の上に成り立っていた、文字通りの「架空」取引だったのではないか。ただそれが、コンピュータシステムや国際取引で粉飾されていただけではないだろうか。以上、ビットコインについての素人考えでした。 posted at 23:49:35
  • @hougensai ビットコインの売買の際に業者が手数料をとっているようですね。ビットコイン取引システムを支えるためには一定のコンピュータシステムが必要で、それを負担する人間が取引業者として利用者から手数料が取れるようです。 posted at 23:52:26
  • @hougensai あと、ビットコインによる決済の時にも手数料をとっているようです。 posted at 23:53:51
  • 結局、複雑なプログラムを解くことによってビットコインを掘り当てることができるという設定と、流通するビットコイン総枚数が上限規制されているという2つの条件が、実に巧妙に組み立てられていて、そこにすっかりみんながハマっただけの巨大詐欺ではないか、という気がします。 posted at 00:06:56
  • @hougensai まあ、似ているといえば「円天」のほうが似ていますね。 posted at 00:13:30
  • @hougensai ビットコイン全体が詐欺ということになるか、マウントゴックスだけが悪いと言うことで終わるか。そこが分かれ目のような気がします。「円天」はL&G社しかやってなかったけど、ビットコインにかかわってる企業は多いから、もしかするとマウントゴックスだけで終わるかも。 posted at 00:25:52
  • RT @sasakitoshinao: ビットコインの「交換所」って何?というたいへんわかりやすい説明。/ビットコインと交換所に関する基礎知識(議論や取材の前提として最低限の正しい理解が得られるように書きました) bit.ly/1fuq6oO posted at 09:37:03
  • やっぱりビットコインは通貨などではなくて金融取引商品とみなすべきだね。それも、何の実体もない架空の商品。いだこうだ言っているのは、その何の実体もないものを買わせるための方便。 posted at 09:39:19
  • @berlin_hsg @moku_nao 確かに一部決済機能を果たしていましたが、ビットコインの実体は株などのような金融商品であって、とても通貨とはいえませんね。むしろ実体のない架空の金融商品を尤もらしく見せるために「通貨」を偽装したという感じでしょう。 posted at 21:34:54
  • @moku_nao @berlin_hsg 発行枚数が制限されているので、新しくビットコインを手に入れたい人が多ければ、ビットコインのレートは上がり続け、それを目当てにさらにビットコインを買おうという人が現れる。だから裸にひんむいてみれば「円天」と余り変わらないのでは、と思います posted at 21:38:39
  • @berlin_hsg @moku_nao 株ならまだ配当があるし、金や債券、商品取引でもまだ何かしら実体がありますが、ビットコインはまったく何の裏づけもなし。それじゃ誰も手を出さないので、そこを「新しい時代の通貨」と言ってブームを巻き起こした、と私は思っています。 posted at 21:40:39
  • @berlin_hsg @moku_nao もちろん、さしあたりの僕の理解ですので、それは違うという人もいらっしゃると思います。 posted at 21:50:06

なお、ビットコインをめぐる動きは、本日、マウント・ゴックス社の破綻という新しい事態を迎えた。

マウントゴックス破綻 ビットコイン114億円消失:日本経済新聞 2014/2/28 21:17

マウントゴックス破綻 ビットコイン114億円消失

[日本経済新聞電子版 2014/2/28 21:17]

 インターネット上の仮想通貨ビットコインの取引所「マウントゴックス」を運営するMTGOX(東京・渋谷)が28日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し、同日受理されたと発表した。債務が資産を上回る債務超過に陥っていた。顧客が保有する75万ビットコインのほか、購入用の預かり金も最大28億円程度消失していたことが判明した。

 MTGOXのカルプレス・ロベート社長は28日夕の記者会見で「ビットコインがなくなってしまい、本当に申し訳ない」と謝罪した。流動負債の総額は65億円で「債務超過の状態にあると判断した」という。同社は25日昼ごろからサービスを停止していた。

 民事再生法の申請に至った理由は、「ビットコイン」と「預かり金」の消失で負債が急増したため。2月初旬、システムの不具合(バグ)を悪用した不正アクセスが発生し、売買が完了しない取引が急増。「バグの悪用により(ビットコインが)盗まれた可能性が高い」と判断した。

 消失したのは顧客分75万ビットコインと自社保有分10万ビットコイン、金額にして「114億円程度」としているが、他の取引所の取引価格(1ビットコイン=500ドル前後)で計算すると、375億円前後になる。

 一方、2月24日、利用者からの預かり金を保管する預金口座の残高が最大で28億円程度不足していることが分かった。「今後膨大な取引を調査する必要がある」。原因はおろか確かな金額も確定できていないという。会社の経費などに使われた可能性もありそうだ。

 同社は「被害届の提出と刑事告発を検討している」と説明した。

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