いま国会でも大議論になっている集団的自衛権について呟きました。もう少しきちんと調べて整理してからアップした方がいいのでしょうが、とりあえずこういうもんだと思って読んでください。
- 日本の領土が攻撃・侵略された時にどうするかは、集団的自衛権の問題ではありません。 posted at 12:41:59
- 日本の領土が侵略・攻撃されていないのに、同盟国が他国によって攻撃されたことをもって、他国を攻撃するのが集団的自衛権。 posted at 12:44:12
- どの国も、自国が攻撃・侵略された時には反撃する自衛権を持っています。日本国憲法は戦争放棄と戦力不保持を決めているが、それでも日本にも自衛権はあります。 posted at 12:50:44
- しかし集団的自衛権は、どこか他の国と攻守同盟条約を結んで、初めて生じる権利。それぞれの国が固有の権利として集団的自衛権を持っている、などというのは国際法のイロハを知らない俗論。 posted at 12:55:22
- つまるところ集団的自衛権は軍事同盟の論理。 posted at 13:03:14
- 第二次世界大戦後は、国連憲章で各国は武力による威嚇も武力の行使も、いかなる国の領土保全や政治的独立に対しても慎むことを約束した(第2条)から、今日では、軍事同盟、集団的自衛権は例外的存在。 posted at 13:07:00
- 集団的自衛権は国連憲章第51条で認められているが、これは、アメリカがモンロー主義の立場からして中南米地域を勢力圏に押しとどめるために、国連憲章に持ち込んだ規定。 posted at 13:12:13
- これに基づいて、米州機構が作られ、集団的自衛権を口実にアメリカは中南米に軍事介入して来た。 posted at 13:12:55
- その集団的自衛権も、国連憲章上は、安保理が必要な措置を取るまでのものに限られている。集団的自衛権は「固有の権利」などというのは、第二次世界大戦後の世界政治について無知をさらすもの。 posted at 13:18:18
- 今日、機能している軍事同盟は、NATOの他は、日米、米韓、米豪ぐらい。東南アジア条約機構も中央条約機構もなくなった。米州機構ももはや軍事同盟としては機能していない。NATOも、ワルシャワ条約機構に対抗する米国・西欧諸国の軍事同盟という性格を大きく変えつつある。 posted at 13:24:57
- このご時世に、米国との集団的自衛権を取り決めて、米軍のあるところ自衛隊あり、などとどこへでも出しゃばって行ったのでは、日本が恥をかくだけ。 posted at 13:29:21