『マクベス』読み終わりました

松岡和子訳『マクベス』

松岡和子さんの訳によるシェイクスピア全集(ちくま文庫)の『マクベス』を読み終わりました。

分かりきっていることだけど、魔女の予言を聞いて、スコットランド王を殺害したマクベスとその妻の関係がテーマ。いろんな解釈があるけれど、やっぱり優柔不断なマクベスを、権力欲に燃えた奥さんが焚きつけたというふうに、僕には読める。しかし、マクベス夫人は気がふれて、マクベスより先に死んでしまう。ということは、やっぱりマクベスが主犯なのか。

ほかにも疑問いろいろ。

バンクフォーの息子フリーアンスはどうなったのか? バンクフォーを殺害する暗殺者が途中で3人になっているが、それはどうして? マクダフはなぜ妻と子どもを置き去りにしたのか、アイルランドに逃げたはずのドナルベインはどうなったのか?などなど。伏線が張られたはずなのに、答えがない…。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください