今日、仕事帰りに某大手書店新宿南口店に立ち寄ってみると、並んでおりました!!
不破哲三『マルクスは生きている』
平凡社新書の最新刊です (^_^)v
ということで、内容はこんな感じになっています。(目次の抜粋)
はじめに
第1章 唯物論の思想家・マルクス
唯物論は現代の常識
弁証法の方法と自然の全体像
社会観――マルクスは何をもちこんだか第2章 資本主義の病理学者・マルクス
マルクスは「搾取」の秘密を解きあかした
労働者の苦難の根源をついて
資本主義の「死にいたる病」――周期的な恐慌
究極の災害――地球温暖化第3章 未来社会の開拓者・マルクス
未来社会への変革のカギは?
マルクスの未来社会論の特徴点を見る
ソ連とはいかなる存在だったか
マルクスの展望と現代の世界あとがき
経済のところ(第2章)が、教科書的な「マルクス経済学入門」でなくて、「マルクスの目で現代日本の搾取の現場を見ると」「『資本論』に描かれた労働者像」「『社会による強制』が資本家の横暴を規制する」など、非常にアクチュアルに書かれているようです。また、目下、世界と日本を悩ませている恐慌の問題についても、「資本主義の『死にいたる病』」ということで、マルクスは恐慌をどんなふうにとらえたか、理論的かつ実践的な角度から迫っています。
もっと詳しい目次はこちら↓(平凡社のサイトです)。
今日の平凡社: 不破哲三『マルクスは生きている』
【書誌情報】
著者:不破哲三(ふわ・てつぞう)/書名:マルクスは生きている/出版社:平凡社(平凡社新書461)/発行:2009年5月18日/定価:本体720円+税/ISBN 978-4-582-85461-9