日本共産党が発行する『議会と自治体』11月号が届いたので、早速パラパラと読んでみました。
1つは、金子邦彦「民主党政権下の地方政治の特徴と課題」。先頃ひらかれた共産党の第2回中央委員会総会で、民主党政権の「地域主権改革」の危険性が指摘されましたが、それを具体的に解明した論文です。
しかし、それはさておき、読み物としておもしろかったのは、「地方議員活動とHP・ブログの可能性」という特集です。
共産党に限らず、地方議員でホームページやブログを開設している人はたくさんいますが、特集記事では、ホームページやブログはもちろん、インターネットどころか、パソコンだってよく分からないという議員さんたちが悪戦苦闘して、ホームページやブログを開設している様子がリアルに書かれています。
アクセスが増えない、肝心の地元のアクセスがほとんどないなど、いろいろ悩みを抱えつつも、それでも、ホームページやブログの記事を読んでもらうことで、住民との新しい出合いが広がっている様子もうかがえます。
インターネットやホームページの仕組みを理解して、うまく使いこなしている人の話ではなくて、パソコンに強い人に携帯でメールを送ってそれをアップロードしてもらっているとか、操作を間違ってせっかく書いた記事を消してしまったとか、記事の更新がすぐストップしてしまうとか、とても順調とは言えない方々の手記ばかりです。共産党の地方議員ということを抜きに、まったくの初心者がブログやインターネットを始めるとどうなるかという記事としても、なかなか面白い特集になっているのではないでしょうか。(^_^;)
『議会と自治体』は日本共産党中央委員会出版局の発行、定価760円。お近くの共産党事務所のほか、一般書店でも注文・取り寄せが可能です。