原子炉本体の解体方法は決まってない

今日、日本で唯一、商業用原子炉の解体作業が進められている東海原子力発電所で作業の様子が公開されたそうな。

2001年から解体作業を開始しして、まだ原子炉本体の解体には手がついていない。それどころか、原子炉本体の解体方法も決まっていなければ、解体の結果発生する2万7000トンの放射性廃棄物の処分方法も決まっていない。

解体方法もないのに、原発52基も作って、どうするの? 誰が責任取るの?

解体中の東海原発を公開 – NHK茨城県のニュース

解体中の東海原発を公開

[NHK茨城ニュース 05月16日 18時24分]

 国内にある商業用の原子力発電所で唯一、解体作業が進められている東海村の東海原子力発電所で、装置の撤去作業の様子などが報道関係者に公開されました。
 東海村にある日本原子力発電の東海原発は、日本で最初の商業用の原子力発電所として稼働し、およそ30年間の運転を終えて、平成13年から解体作業が進められています。
 16日は、まだ解体が終わっていない施設や装置の状態を監視する制御室の内部や、発電に使われるタービンを回すための蒸気を発生させる「熱交換器」と呼ばれる大型装置の解体作業の現場などが公開されました。
 このうち直径6メートルあまり、長さおよそ25メートルの円筒状の「熱交換器」の解体作業は、遠隔操作による機械や作業員の手作業で進められていて建屋の中では防護服を着た作業員が切断作業などにあたっていました。
 原電は、解体について当初の計画よりも先延ばしにして平成32年度までに終えることにしています。しかし、来年から着手する予定の原子炉本体については解体方法がまだ決まっていないほか、およそ2万7000トンと見積もられている解体に伴って発生する放射性廃棄物の最終処分先などが課題となっています。
 日本原子力発電・東海事務所の柳原寛司副所長は、「国内にある原発はいつかはすべて解体が必要となります。解体の工法などの課題にしっかりと取り組み、安全な廃炉作業のノウハウを確立していきたい」と話していました。

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