ちょいちょいコンサートへ

読響特別演奏会日フィル第650回定期演奏会

先週は金・土とコンサートを連荘してきました。

まず24日(金)は、ユーリ・テミルカーノフ&読響の特別演奏会。

  • チャイコフスキー:弦楽セレナーデ
  • ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」

25日は、高関健さんを迎えての日フィル定期演奏会。

  • モーツァルト:交響曲第41番 ハ長調 K.551 “ジュピター”
  • ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 op.55 “英雄”

まず読響特別演奏会。テミルカーノフの連続演奏会の第3週目。テミルカーノフらしいさくっとした仕上がりで、前半弦楽セレナーデはやや食い足らないところもありましが、後半は、なかなか躍動的な仕上がり。座席が芸劇2階LBBというステージ脇の席だったこともあって、音楽が跳ね回る様子が見て取れて、ハルサイってこういう曲だったのかとちょっと分かったような気がします。

アンコールは、「白鳥の湖」から「円舞曲」。これはもう白鳥もビックリして逃げ出してどこかにとっでんってしまうような大迫力の演奏でした。^^;

続いて、翌日は、高関健さんを迎えての日フィル定期演奏会。こちらは「ジュピター」と「英雄」という超王道のプログラム。事前から、高関さんのスコアにたいするこだわりぶりが紹介されていたとおり、細部まで高関さんの、ここはこうしたい、あそこはああしたいという意図が徹底していて、しかも、日フィルがそれにしっかり答えて、実に見事な音をさせていました。弦なんて、ほんとに細かい肌理までぴったり揃っていて、海外オケもビックリするような音をさせていたし、トランペットとホルンは、バブルのなかった時代を思わせる吹きっぱなしのいい音を出していました。

ただ残念なのは、高関さんが細かいところまで気を遣いながら振っているというのが伝わってきて、こっちまで気疲れしてしまったこと。どちらもくり返しを全部やったので、ジュピターなんてたっぷり40分かかってましたね。もう少しリラックスして楽しめたら、ホントに文句なしの名演奏ですね。

【演奏会情報】
○読売日本交響楽団特別演奏会
指揮:ユーリ・テミルカーノフ/コンサート・マスター:デヴィッド・ノーラン/会場:東京芸術劇場/開演:2013年5月24日(金) 午後7時〜
○日本フィルハーモニー交響楽団第650回定期演奏会
指揮:高関健/コンサートマスター:扇谷泰朋/ソロ・チェロ:菊地知也/会場:サントリーホール/開演:2013年5月25日(土) 午後2時〜

チラシのテミルカーノフの写真が鬼のようだと言われたりした演奏会ですが、

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