TBS系列のJNN世論調査で、安倍晋三官房長官の靖国参拝について、「支持しない」が49%を占め、「支持する」41%を上回りました。また「参拝したかしないか言わない」という安倍氏の態度については54%が「支持しない」と回答。また、次期首相は参拝を「やめるべき」が55%で、「続けるべき」31%を大きく上回りました。
安倍氏の靖国参拝、49%が支持せず
[TBS News-i 2006年8月07日11:41]今年4月に安倍官房長官が靖国神社を参拝していたことが、先週、明らかになりましたが、この参拝を「支持しない」人が「支持する」を上回っていることが、JNNが行った世論調査でわかりました。
調査はこの土日に行いました。安倍氏が4月に官房長官に就任後、初めて靖国神社を参拝していたことについて「支持する」が41%、「支持しない」が49%という結果でした。
また、この参拝について安倍氏が記者会見で「外交問題化、政治問題化している中において参拝したかしないか申し上げるつもりはない」と述べていますが、この対応について54%が「支持しない」と答えました。
次の総理大臣の参拝については「やめるべき」が55%で、「続けるべき」の31%を20ポイント以上上回っています。
一方、靖国神社の参拝問題を自民党総裁選の争点にすべきかどうかについては、「すべきでない」が3分の2を占めました。
「ポスト小泉」に誰がふさわしいかという質問では、安倍氏は46%で依然高い支持を保っています。また、正式に出馬表明した谷垣氏は、先月の2%から11%へ大きく伸ばしました。
小泉内閣に対する支持率は「支持する」が54.7%で、先月に比べ大きな変化はありません。