小泉首相と会談した盧武鉉大統領が、自分の任期中は「歴史問題を提起しない」と発言しました。しかし、あらためて「韓国国民の奥は解決できていないと感じている」と指摘。つまり、「歴史問題」が解決したとか、小さな問題だとかいうことではなく、日本側が自分たちで解決すべき問題だということ。ボールを投げられて、日本側の対応が問われることになります。
日韓首脳会談:「任期中に歴史問題提起せず」―盧・韓国大統領 (毎日新聞)
日韓首脳会談:「任期中に歴史問題提起せず」―盧・韓国大統領 (毎日新聞)
【済州島・堀山明子】盧武鉉大統領は21日、小泉純一郎首相との共同記者会見で歴史認識問題について「(日本政府から)何度も謝罪があり、私の任期中(08年2月まで)は公式に問題提起しない」と語った。同時に「韓国国民の多くは胸の奥底で解決できていないと感じている」と認識ギャップを指摘し、「日本政府、国民が知恵を出し、合理的に解決することを望む」と述べた。
一方、小泉首相は会談で「過去の歴史を直視し、反省すべきは反省する。そのうえで未来に向けて隣国との関係を発展させていくかが、現在に生きる我々の責任だ」と述べた。(毎日新聞 2004年7月22日 東京朝刊)