まれに見るアホ…(2)

東京都の「青少年の性行動について考える委員会」(座長=加藤諦三早大教授)の初会合が22日、都庁で開かれました。

中学生の「性」条例で規制 東京都、委員会で議論へ(共同通信)

東京新聞によれば、その会合で委員の1人が「中学生の性行為を禁じるべきだ」と発言したそうです(23日付30面)。しかし、中学生の性行為を禁じるって、どうやって禁止するつもりなんでしょう…? 中学生全員に貞操帯でもつけさせろというのでしょうか。

都内の中高生の性行為経験率は、2002年で、中学3年男子12.3%、同女子9.1%、高校3年男子37.3%、同女子45.6%で、1990年と比べると中3、高3女子は約2.7倍。ということで、この委員の気持ちも分からなくないですが、自分が誰とどんな性交渉をもつかどうかは、もっともプライベートな部分。権力的にその部分へ踏み込もうなんて言うのは許されないし、不可能です。

中学生の「性」条例で規制 東京都、委員会で議論へ

 人工妊娠中絶や性感染症の低年齢化に歯止めをかけるため、中学生以下の性行為を条例で抑止できないか??。そんな意見が東京都庁内で出ている。「保護者らは安易な性行動をさせないよう努めなければならない」といった罰則のない規定を都青少年健全育成条例に設ける構想。
 だが、庁内には「プライバシーにかかわる問題を規制することになる」「そこまで踏み込んでいいのか」と異論もある。都は中学教師らでつくる「青少年の性行動について考える委員会」を22日に設置、議論してもらう方針だ。
 都によると、背景には異性と安易に性行為をし、避妊もしないなど「節度のない性行動」が低年齢層に広がっている現状がある。
 都内の教師らが2002年に実施した調査では、中学3年の性交経験率は男子6.8%、女子8.7%。1999年の調査より男子は1・5ポイント、女子は5・4ポイント増えた。[09月21日 08時23分] 共同通信

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