町村外相、墜落ヘリの「操縦上手だった」と発言

16日午後、町村外相が、米軍ヘリ墜落現場を視察しました(といっても合わせて30分程度だけだが)。視察後、「(米軍の)操縦士の操縦がうまかったこともあって、ヘリ事故で重大な被害が出なかった」「事故を機に学生が勉強をサボったりしないように」などと発言。また、沖縄国際大では「学生はほとんどいなかったんでしょう?」「ヘリは爆発したんですか?」などと質問し、事故についての“無知”(無恥?)ぶりを発揮しました。

墜落現場視察した町村外相「操縦上手だった」(琉球新報)

まあ、自宅に突然自動車が突っ込んできて、降りてきた運転手が「僕の運転がうまかったから、この程度の事故ですんだのですよ」と言えば、誰だって怒るでしょう。その程度のことが、分かってないと言うことです。いったい日本の外務大臣というのは、日本国民の利益を守るためにいるのか、アメリカのご機嫌を伺うための存在なのか、それが問題なのです。

墜落現場視察した町村外相「操縦上手だった」

 来県中の町村信孝外相は16日午後、宜野湾市にある米軍普天間飛行場と米軍ヘリが墜落した沖国大の事故現場を視察した。視察後、外相は「(米軍の)操縦士の操縦がうまかったこともあって、ヘリ事故で重大な被害が出なかった」「事故を機に学生が勉強をサボったりしないように」などと発言、被害を受けた住民側や大学側に対して無神経ともとられかねない部分があった。事故直後に在日米軍関係者が同じような感想を述べ、県民から反発の声が上がった経緯がある。外相の視察は2カ所合わせて30分程度だった。
 町村外相は同日午前11時56分ごろから午後0時30分ごろにかけて、宜野湾市の嘉数高台公園から普天間飛行場を視察し、沖国大本館の事故現場も訪れた。
 沖国大での視察中に町村外相は「操縦士がうまかったこともあって、重大な被害が出なかった」と発言。さらに渡久地朝明学長と話した際に「(事故をさして)これを機に学生が勉強をサボったりしないように」などと冗談のように述べた。
 町村外相は、沖国大の職員に対して「事故当時は夏休みで、学生はほとんどいなかったんでしょう」「ヘリは爆発したんですか」と、質問するなど、ヘリ事故の基礎的事実について詳しく把握していない様子だった。
 これに先立ち、町村外相は同日午前、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ内から、普天間飛行場代替施設建設予定海域の市辺野古沖を就任後初めて視察。那覇防衛施設局の西正典局長から代替施設の概要や、建設に向けてのボーリング地質調査が行われていることなど説明を受けた。
 視察後、代替施設建設について町村外相は「(稲嶺)知事や(岸本)市長など地元と政府が合意したものであり、粛々と進める以外にないと思う」と述べた。
 代替施設建の工期短縮については「早くできればいいと思うが、技術的な問題もあり、どういった工夫があるかだ」と述べた。
 外相は同日午後、稲嶺恵一知事と会談し、米軍再編や日米地位協定見直し問題などをめぐり意見交換する。[琉球新報2004/10/16記事]

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