児童などへのわいせつ行為などで、昨年度に155人の教師が処分されていたことが明らかに。
世間がこれだけ乱れていれば、学校の先生だけ「聖人君子たれ」と言っても無理だとは思うが、それにしてもちょっとタガが外れすぎ。なお、小学校など子どもに接する機会の多い職場には、必ず一定の割合で「幼児性愛者」が集まるが、それは病理だから、適切に処置するしかない、と僕は思っている。しかし、いまの日本の現象は、そうした問題ではなく、やっぱり社会的な退廃現象だと思う。
わいせつ教師:03年度懲戒処分は155人 過去、最多に(毎日新聞)
わいせつ教師:03年度懲戒処分は155人 過去、最多に
児童・生徒や部外者へのわいせつ行為やセクシュアル・ハラスメントで03年度に懲戒処分を受けた公立学校(小中学校、高校、盲・ろう・養護学校)の教員は155人と前年度より7人増え、統計を取り始めた77年度以降、最多を更新したことが文部科学省の調べで分かった。訓告や諭旨免職などを合わせた処分総数も21人増の196人と最多だった。体罰による懲戒も173人、精神性疾患による休職も初めて3000人台となり、軒並み最多を更新した。)
わいせつ行為の懲戒のうち、免職は107人と前年度より10人増えて最多。01年度に減ったが、02年度から再び増加に転じていた。諭旨免職も10人増えて19人。
懲戒免職のうち、自校の子どもに対する行為が61人(前年度比9人増)と6割近くを占め、次いで18歳未満の他校生などが26人。主な例では、神奈川県の小学校教諭(43)が前任校で担任をしていた女児に「大好き」「会いたい」とメールを頻繁に送り、車の中で体に触るなどした。香川県の中学教頭(47)は17歳の少女と性的関係を持ち、スーパーの個室トイレ内の女性をデジタルカメラで盗撮した。高知県の40代の高校教諭は教室で女子生徒に進路指導中、抱きついたりキスをした。
体罰の懲戒173人(うち免職1人)は前年度から36人増えた。訓告などを含めた処分総数も43人増えて494人と史上最多だった。
わいせつ、体罰いずれも文科省は「各自治体で厳正な措置が取られるようになり、これまで明るみに出なかったものが顕在化したのではないか」とみている。
日の丸掲揚・君が代斉唱を巡る懲戒は194人。前年度から168人も増えたが、全体のうち179人が東京都だった。わいせつ、体罰などを合わせた懲戒総数は前年度より146人多い1359人。訓告なども含めた処分総数は796人多い4341人だった。
93年度から増え続ける病気休職は6017人と最多で、精神性疾患が3194人と過半数を占めた。【千代崎聖史】毎日新聞 2004年12月10日 20時36分
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